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学園乱遊記
【学園物 官能小説】

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新堂 リョウスケ-6

オレは勿論、ミカもこっそり性欲が強い方だ。
そんなオレ等が興奮剤なんて飲んだら全然収まらない。

しかもミカのヤツ、容量も守らず適当にコーヒーに混ぜたもんだからオレ達はぶっ倒れるまでセックスしまくった。


まぁ…興奮剤と言ってもヤバい薬じゃない。
市販で…そういう事をする店なら売っている程度の物だ。

ただしお酒と同じく本来は未成年ではダメな物。
再三言うが容量守らず使ったもんだからオレ達は完全に猿だったな。


病気的な後遺症こそないが2、3日は筋肉痛で動けなかった。
頑張って学校には行ったが授業中も爆睡。
ミカもしばらく部活を休む事になって先輩や顧問に怒られたみたいだし。



オレとミカの関係は…あれからも特に変わっていない。
名前の呼び方も新堂に戻ったし…普通に接している。

ちょっと変わったといえば宿題の手伝いをするようになった事か。
ミカはスポーツはできるが、勉強はあんまりみたいだし。



あと…オレがくたばっている間に、教室が乱交しまくるような状況はかなり減った。
一番のエロ猿であるオレがいなかったからヤる機会が減ったらしい。

それに何だかんだで付き合い始めた連中も多いみたいだ。
たまに参加していたミカに彼氏ができて、幸せそうにしているのを見たからか。

もともと相性とかで同じ組み合わせが増えてきてたし、そこからカップルになっていったようだな。

まぁ…乱交がきっかけなので、初心を思い出すために集まって乱交してるカップルも多いみたいだが。



あの興奮剤を使ったセックスから一月。
そろそろ冬に近づいてきて女子の…ミカの厚着が増えてきた。

それでも可愛いのに違いないけども。




「ねぇリョウスケってば。聞いてる?」

「聞いてるよアカリ。来週の映画の話しだろ?」

「来週のデートは普通に過ごすんだからエッチな事ばかり考えないでよ!」




アカリ。
オレは今、アカリと付き合っている。

好きなのはミカって気持ちは変わらないのにな。
ひでぇ屑だよ。



二週間ほど前にアカリから告白された。
乱交状態だからってそう誰にでも抱かれたいワケじゃない。気づけ、鈍感とも怒られたが。

そういやミカを好きになるまではアカリとよくヤりまくってたな。
オレとしてはヤりやすかったり相性が良かったからだけども。


ただ、付き合いはじめてから逆にエッチの回数が減った。
アカリ曰くもっとピュアな付き合いがしたいのだとか。

オレがエロ猿だってのは知ってるはずなのに、何でそんな我慢をさせるのか。


こんな上っ面な付き合い、すぐに破綻すると思っていたが…。




「おっと…LINEだ」




スマホに音が鳴り見てみると…。


ミカ

『相変わらずアカリの相手大変みたいだね(笑)一発ヌいてあげようか?』


そんな文面が届いていた。
アカリとはセックスの回数が減ったが、何故かミカとの回数は増えた気がする。

…女子の考えてる事は、よく分からん。

前にも言ったがオレはミカが抱けるなら何でも良い。
それにミカのおかげで性欲が発散できるから…アカリに優しくできる。




「デートの話しだが…バイト先の先輩に景色の良い場所を教えてもらったんだ。映画の後に連れてってやるよ」

「…!うん!そういうの!そういうのだよ!」



アカリはオレの発言に大満足。
嬉しさのあまり教室内だというのに頬にキスまで来た。

そういえば…最近、ミカからも頬にキスされるようになったな。
ヤってる最中以外にはあまりキスしなかったが、ヤり終わった後にキスされる回数が増えた気がする。

まぁ…オレの方から何度もやってたからノリでするようになっただけかもしれんが。


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