新堂 リョウスケ-3
「お待たせ。ついでに眠気覚ましにコーヒー入れてきたよ」
「なんだ、ミカはコーヒー入れられたのか」
「む…。確かに料理はしようとしてダメだったけどインスタントくらいなら作れるわよ。」
ミカとオレはジャージ姿に下は下着だけという格好になっていた。
…あの日、ミカと二人きりでセックスをした日を思い出す。
けども今考えているのはセックスの事だけでなく…。
ミカがついでにオレの分もコーヒーを入れてきてくれた。
そんな何気ない事でも嬉しさを感じてる。
それに、ちょっとからかったらミカの反応が可愛らしくて面白い。
普段は少しクールなくらいなのに今は表情豊かに拗ねたような態度をとっているし。
…ミカ、高原弟と付き合ってから変わったよな。
さっきも調子に乗るな!って噛みついてきたりもして、本当に表情が豊かになった。
前までは何を考えているか分からないくらいで、なんとなく壁を感じるほどだったのに。
「そういえば新堂少し変わったよね」
「え!?そ、そうか!?」
「相変わらずエロい事ばかり考えてるけど、少し落ちついたっていうか。
なんとなく、私とユウキの事を気遣ってくれている気もするし…ありがとね」
…ミカの方からも変わったねなんて言われるとは思わなかった。
けど、オレはお前らの関係を気遣ってはいない。
確かに意識はしているが、いっそぶっ壊してやりたいと思っているくらいだ。
「…あれ?」
「どうした?」
「いや、新堂にしては元気ないなって。いつもならヤる事しか考えてない感じですぐ勃起させてたのに」
…まぁ、余所事を考えてたからな。
けど、お前の言うエロ猿をなめるなよ?
好きな女の子目の前にいるんだ。
しかも抱ける。そう思考を切り替えるだけで勃起できるし…。
ミカの顔を見て、少し解放気味なジャージのチャックの隙間から見える柔肌を見るだけでフル勃起でき…っ!?!?
「やぶ蛇だったか。すぐ勃起してきたね…ってどうしたの?」
「な、なんでもねぇよ!」
く、黒じゃねぇか!
今日の夜ヤる前に脱いだ時はいつもの白い下着だったのに、ミカのヤツ黒いブラをつけてやがる!
「…じろじろ見すぎ。そんなに興味あるの?」
オレの視線に気がついたのかミカは自分からジャージを脱ぎ始めた。
上に合わせて、下も黒。
大人っぽいレースのついた下着で、美人系のミカによく似合っている。
くそ!こんなミカの姿なら見抜きだってできるぞ!
勿体ないからやらねーけど。
「すぐ脱ぐし下着何にしようか悩んだけど…こんな反応してくれるなら良いのつけた甲斐があったかな〜」
「げ…」
ヤベ…見とれている間にミカのSスイッチが入っちまった。
コイツ、結構人をからかうの好きなんだよな。
高原弟もよくからかわれているみたいだし。
「なぁ、その下着思いっきり汚して良い?」
「ダメに決まってるでしょ!って言いたいけど新堂相手だもん覚悟してるわよ…」
予備のユニフォームとはいえ精液でベタベタにされちゃったし…とため息をつきながらもミカは拒まない。
ミカは文句言いながらも色々とリクエストを聞いてくれる。
今回は…ミカに下着姿のまましてもらいたい。
せっかくだし、脱がせるなんて勿体ないだろ。