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学園乱遊記
【学園物 官能小説】

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黒澤 ミカ-2

翌日、私は部活の朝練で早めに学校に来ていた。
まだ部活が始まる時間ではないので人数はまばら。

まだちゃんとした練習ではないので皆自由にバスケットボールを持って遊んでいる。


ただ…私は昨日の乱交を見たせいか、ちょっとイヤらしい気分になってしまい夜にはオナニーとかもしてしまった。
おかげで昨日の部活の疲れが抜けきれずちょっと身体が重い。




「はぁ…」




疲れが溜まっている、というだけでなく少し悩みもあるせいでため息が出てしまった。


自分のスケベさに嫌気がさすというか情けないというか。
まともな女子高生生活ではないよなぁと自己嫌悪しながらも時々交わってしまってもいる。

けど、私は年頃の女子高生らしく…自分で言うのもアレだけどもピュアな気持ちもあるのだ。


好きな男子がいて、こんな変態じゃ好かれないだろうなと悩んでいたり。




「あ、おはようございます黒澤センパイ!」

「あ…。お、おはよ…」




噂をすれば来たよ、私の好きな男子。
私は女子バスケで彼は男子バスケ。

練習は別々だけども同じ体育館で練習するから毎日のように顔を会わせては挨拶をしてくれる。


彼の名前は高原 ユウキ。
身長は男子にしては低めだけどもスピードとシュートコントロールが自慢の一年生エースのSF。

誰にでも元気に挨拶し、屈託のない笑顔で誰とでも接する…とにかく可愛い後輩だ。


基本冷めた態度で無愛想なくせにムッツリスケベな私とは正反対と言っても良い。




「黒澤センパイ、今度の試合スタメンらしいですね!応援してます!」

「ありがと…。私はスタミナ無いから使いづらいって先生に良く言われるけど」

「けどパスコントロールとか凄いじゃないですか!というかセンパイは攻めも守りもそつなくこなしすぎて忙しいからスタミナ消費激しいんですよ!」



ユウキは本当にバスケが好きなようで熱心に語ってくれる。
笑顔でバスケの話しをしてくれているが、その笑顔が眩しすぎる。

けれど突然ハッとした表情をしたかと思えば急に申し訳なさそうな顔になった。
表情の動きが豊かで可愛い。




「ご、ごめんなさい。好き勝手に言いました…」

「気にしてないから大丈夫。それに、私の事をよく見てくれてるみたいね?」

「あぅ…!そ、それは…し、失礼しました!」




女子を凝視してるんだね、みたいな事を含んだ言い方をしてからかってみたらユウキは顔を真っ赤にして逃げていった。
ホントにもう、可愛いなぁ。

つくづく、私とは正反対。


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