黒澤 ミカ-11
私と新堂が達した隣で高原兄とアカリも丁度終えた所だった。
高原兄も最近は無駄にテクニックとかがついてきたのでアカリも凄く気持ち良さそうに身体を痙攣させている。
アカリから見たら、私も同じ状況なのかもしれないけど。
「ふぅー…めっちゃ気持ち良かった!一方的に気持ち良くなるだけじゃなくて一緒に良くなるのは最高だな!」
「うるさい。調子に乗るな」
ベチン!と新堂のおでこを叩く。
けども激しくイきすぎて腰はガクガク。下半身は上手く動かせそうにない。
「ほら弟くん、満足かよ。ミカは満足してくれてるみたいだけど」
「だから調子に乗るな!」
「あいだっ!?噛みつくなよ!?」
私が新堂の肩に噛みついているとユウキが部屋に入ってきた。
下半身は裸で外で、一度達したらしく一物が精液でテカテカと光っている。
…なんて説明したら良いのやら。
私も何だかんだと乱交を受け入れてセックスとかをしていた歪んだ変態だけどもユウキも歪んでしまった。
しかも初めて見た彼女のセックスが自分以外の相手とのセックスだったもので…。
悔しいけども、心が捻じ切れそうなくらいイヤだけど、他の相手としてる彼女が綺麗で、見てるだけで、オナニーして、イってしまった。
そんな初体験をしてしまったユウキは…寝取らせ、というのだろうか。
それにハマってしまったのだ。
「ミカさんっ!!!」
「きゃうっ!」
「オレ、我慢できません!オレも!させてください!」
「ちよっ、まっ、ゴム!!!」
「どうどう、弟くん。学生の身で生はいかんよ」
ユウキに押し倒されたが新堂が抑えてくれてユウキにゴムを付けさせてくれた。
…新堂にイかされるのより、何だか最近こうやって余裕ぶる新堂を見るのが一番悔しい。
「ミカさん、ミカさん!!!」
「はいはい、休ませてほしいトコロだけど…ユウキは彼氏だもん。私も頑張って付き合ってあげる」
最近、私の事をセンパイではなくミカさんと呼んでくれるようになったユウキ。
狂ったように求めてくる姿は狂気を感じ、恐いけども…。
それだけ私を必死に求めてくれる姿が恋おしい。
「大丈夫、私が好きなのはユウキだからね?」
「ミカ、さん…」
優しく諭すと少しは落ち着いてくれたユウキ。
どうしてこんな状況になったのやら。
インモラルとインモラルが混じり合って、とんでもなくアブノーマルな事をしてる自覚あるけども…。
それでも私はユウキを愛しているし、ユウキも私を愛してくれている。
少なくともそれだけがしっかりしてる事実なら今の状況も良いかなと思い、私はユウキに身を委ねた。
「なぁ、フェラしてくれよミカ。軽く3Pといこうぜ」
「空気読め猿」
新堂も少し変わったかなと思ったけど、猿は猿のままだった。
…というか猿に申し訳ないほどエロい事しか考えてない阿呆だ。