貧困娼年と電脳娼年&碧のお茶会-4
その時、キラのiPhoneが「展覧会の絵」の「プロムナード」を奏でた。
キラはiPhoneを軽く撫で、ソファに置いて桜色の唇を開く。
「Hello, who are you?」
「Hello, I am AMOU. You guys are seniors」
「あらら。ところでどっちの天羽さんで?」
「敢えて言えば「14角形」の天羽だ。「吟遊詩人」の方は電話なんかしないしそもそも喋らないだろう?詩の朗読以外には」
「で、幼い男の子三人の談話室に何用ですかな?「おじさま」
「年齢はともかく僕だってまだ少年ですけどね」
「高校一年で酒場にたむろす改造美人が何をおっしゃいますがな」
「早い話がプロポーザル。君達が歩んできた道は「僕は14角形」や「黎明学園の吟遊詩人」があるって事を忘れないで貰いたいとね」
「どっちもアップされてるけど、両方とも文庫本にして300Pを超えているじゃないですか。そんなかったるいの誰がPCやモバイルで読みますかね」
「ま、強くは望まないけど。一応お知らせということで。Bye」
「Goodbye. Never call again, motherfucker」
「誰なの?」碧が不審な表情を浮かべる。
翠はただただちじこまっている。
「彼らに言わせれば僕らの「先輩」になるそうだが。どっちも15歳のおじさんだよ」