ジュディー-19
「生理の時にあんなことするなよ。臭いじゃないか」
「バラの香りだって言ったじゃないの」
「バラ肉の匂いって言ったんだ」
「もっと突っ込んでおけば良かったのかな」
「さて、お待ちかねのおっぱいタイムですよ」
「何? おっぱいタイムって」
「だからその後好きなだけ吸わせるって言っただろ。それがあるから縛らせてやったんだ」
「そうだった。憶えてたのか」
「忘れてなるもんか」
「上になりたい? 下になりたい?」
「どっちでもいい。おっぱいが口に入れば位置関係はどうでもいいんだ」
「それじゃ私が上になる」
「うん」
「お口を開けて」
「アーン」
「ねえ、もう何時間経ってると思ってんの? 苦しく無いの? 息は出来るの? 吸ったまま死んでるんじゃ無いでしょうね」
「・・・」
「ネエ、いい加減セックスしようよ。ホラッ」
「あっ、いい所だったのに」
「いい所も糞も無いわ、もう1時間吸いっぱなしだったじゃないの」
「それじゃ今度はこっちにしようか」
「もういいからセックスするのよ」
「さっき生理が始まったって言っただろ?」
「だから?」
「だからじゃないよ。生理の時にセックスなんてしていいのかよ」
「いいのよ、何で?」
「え? 生理の時はいけないんじゃないの?」
「どうして?」
「衛生上とか生理的に良くないとか」
「全然関係無いわ」
「ちょっと待てよ。まだ話が終わって無い」
「話はセックスしながらでも出来る」
「おい、それじゃレイプだよ」
「で、何だって? 生理の女としたこと無かったの?」
「ある訳無い」
「どうして?」
「どうしてって、血が出てるんだから」
「血が出てたってセックスは出来る」
「でもそんな傷口に突っ込むみたいなことして痛く無いのか?」
「イヤーネ。傷があるから血が出る訳じゃ無いのよ。生理って知らないの?」
「知る訳無いだろ。男なんだから」
「それじゃ教えて上げる。生理の時は膣が敏感になって普段より感じるの。だからやりたくてしょうがないって感じになる」
「暫く離れていた方がよさそうだな」
「どうして?」
「いや、今のは独り言」
「放さないわよ。健康管理はマネージャーの大事な仕事なんだから」
「健康管理じゃなくてセックスの話してんだろ」
「そう。だからセックスしないと健康が維持出来ないの」
「そんな馬鹿な」
「セックスしてる時は話はしないでセックスに没頭しよう」
「さっきは話ならセックスしてても出来るって言ったじゃないか」
「それじゃ1人で喋ってなさい。私はセックスに没頭するから」
「1人で喋ってたら馬鹿みたいじゃないか」
「あー、いい気持ち」
「なんかいつもよりヌルヌルする。やっぱり生理だからかな」
「そうよ。ヌルヌルするのは血のせいよ」
「ゲー、変なこと言うなよ」
「変なことじゃない、事実なんだから」
「参ったなあ。血の海を泳いでる訳か。地獄だな、まるで」
「天国なのよ」
「天国に血の海なんかあるか」
「もうすぐ天国になるから目を瞑って口を閉じてなさい」
「そんな催眠術にかけようたってそうはいかないぞ」
「言うとおりにしないと押しつぶすわよ」
「ウゲッ、重い、死ぬ」
「あー、もう少し、もう少し」