ジュディー-16
「昔はそういうのを穿いたの?」
「まあ、そういう時期もあった」
「又そういうの穿いたら?」
「何で」
「好きだから」
「ジュディーが?」
「そう」
「何で僕がジュディーの好みに合わせなきゃなんないんだよ」
「そうしてくれると嬉しいから」
「まあ、そういう言い方されるとちょっと考えちゃうな」
「それで又チンポの皮挟んだら取る前に見せて」
「馬鹿。そんなの見たくてナイロンのブリーフ穿けって言ったのか」
「嘘、嘘。冗談。ナイロンだったら穿いたままフェラ出来るじゃない」
「別に穿いたままそんなことする必要は無いだろ」
「あら、そういうの経験無い? 結構いいもんよ」
「そういう話はこれからやるインタビューで話せばいいんだよ」
「昨日の話もしていい?」
「昨日の話って?」
「だからキヨシをヒイヒイ言わせたこと」
「駄目。スターがマネージャーとやってるなんてイメージダウンだ」
「そうかしら。男が近くにいると誰でもいいからやりたくなっちゃうって言えば、如何にもポルノ・スターみたいでいいんじゃないの?」
「駄目、駄目。スターはもっと格好いい男とやらないと様にならない。第1僕まで写真に撮られたりしたら大変だ」
「どうして?」
「マネージャーは黒子なんだよ。外に顔出しちゃいけないんだ」
「そうかしら」
「そう」
「で、キヨシはどうするの? またアダルトショップに行くの?」
「そうだな。もう大体セクシーな服装って分かってきたんだけど、苦労してリスト・アップしたんだから行ってみるかな。インタビューを側で見てたって面白く無いし」
「私が裸で写真撮られてる所が見れるよ」
「そんなの見なくても後で雑誌買えば写真で見れる」
「写真にはプッシーは写ってないよ」
「別にプッシーなんか見たく無い」
「そうだったわね。おっぱいが写ってればいいんだった」
「そう。いや、どうでもいいんだ、そんなことは。間違っても私のマネージャーはおっぱいが好きなんだなんて言うなよ。僕のことは一切発言するな。マネージャーなんていないと思わせといた方がいいんだ」
「私は体中ケツの穴までさらけ出してるっていうのにキヨシは秘密主義なんだから」
「別にケツの穴まで見せろなんて言われないだろ。いくら何でも」
「さっきバスルームで見せたじゃない」
「馬鹿。あれは勝手にジュディーがそうしただけだろ」
「それ位信頼しているからよ」
「信頼とケツの穴は関係無いよ」
「あら、関係大ありよ。信頼してない人に財布の中身なんか見せられないでしょ?」
「財布とケツの穴は違うだろう」
「似たようなもんよ。どっちもゴールドを入れとく所だもん」
「何でウンコがゴールドなんだよ」
「あら、知らなかったの? SMの世界ではウンコをゴールドって言うのよ」
「そんな特殊業界用語を持ち出すなよ。僕はSMの世界に住んでる訳じゃない」
「それじゃ楽しみね」
「何が?」
「まだ知らない世界があるっていう訳だから」
「変なこと考えるなよ。知らない世界は知りたくないから知らないんだ。死ぬまで知らないまま死んで行くのが健全な人間のあり方なのである」
「そんなこと言ってほら、立ってるよ。期待してるんでしょ」
「それはおしっこが溜まってるだけ」
「おしっこが溜まると立つの?」
「それはそうさ。立てば貯める場所が伸びてもう少し我慢出来るだろ」
「それじゃずっと我慢してたらずっと伸びるの?」
「そうだよ。僕なんか旅行に行った時列車の中でずっと我慢してたらチンポが顎まで伸びて来たことがある」
「嘘」