もう一人の自分-7
立ち直れないショックを受けた私。あれ以来ますます彼女との関係修復は絶望的となり、そればかりか登校時見たくもなかったものが下駄箱にあった。
性悪女、学校に来んなっ!
そんな酷い暴言が書かれた手紙が入っていて、更には。
「ねぇねぇ、最近の岬さん可笑しくなぁーい?」
「そうよねぇー、情緒不安定と言うか、てか私見ちゃったのよね、彼女が見るからにガラの悪い人たちとつるんで居るのを。」
あれから数日、学校にもバイトにも顔を出さなくなった彼女。
そして私への脅迫状に不良グループとの交際。
これって完全に。
決して起きて欲しくなかった最悪の結末となった。
手紙にガラの悪い連中との絡み、多少やり方は異なれどやってる事はあの子、稲葉さんと全く持って変わらない。
そしてそんな私にとどめを刺すように耳を疑うような事実が。