Black chocolate valentine-1
俊輔は止められなかった。もしかしたら自分の初恋の相手は友美だったのではないか…、そう思うと20ぶりに再会し美しい女になった同級生に俊輔は、まるで心が初恋を成就させるべく脳が全身に指令を出した。抱け、と。
友美は拒まなかった。友美は初めからそのつもりだったのかも知れない。でなければ卓球をするのに膝上のスカートをわざわざ履いてくる訳がない。初めからそのつもりだったかのように卓球を終えると俊輔の車の助手席に乗った。
「友美…」
「俊輔…」
2人はホテルの部屋に入るなり強く抱き合い濃厚なキスを交わしている。20年越しに再会した恋人同士のようにお互い回した手で体を愛おしそうに撫で回しながら、頭を揺らし舌を絡め合う。運動をし友美の体から香り立つ匂いに俊輔の脳はどんどん犯される。娘の通う保育園の先生、同級生、妻と顔見知り…、そのような状況を頭に浮かべる理性は友美の匂いに失ってしまった。中学時代からは想像もつかないほどに膨らんだ胸の感触に下半身の男の士気が上がり始める。
チュッ、チュチュッ…、ネチョ…ヌチュッ…
唇を吸い、舌を絡め合う音が部屋に響く。俊輔は友美の背中から腰の括れ、そして柔らかい尻を激しく撫で回す。成長した友美の肉体は垂涎モノであった。男として抱かずにはいられない性欲を激しくくすぐる女体に、より一層キスは激しさを増した。
「俊輔…、私、昔ね、嘘ついた…」
キスの途中で友美が言った。
「嘘って?」
「オナニーしてないって言ったけど、してた…。毎日俊輔を思いながら…いっぱいオナニー…してた…。」
「マジ…?」
「うん…。」
そんな告白をした友美の表情は、もはや保育園の先生の顔ではなかった。まるで長い間追っていた獲物を見つけたかのような、そんな艶しい表情をしてた。
「俊輔と初エッチする妄想ばかりしてた…。話さなくなってからも…、啓太と付き合ってからも、結婚してからも…、あと…昨日も…した…。」
「昨日も…?」
「うん…。」
友美ほどのいい女が34歳にもなってオナニーをしたという事に少し驚いた。しかしいやらしい舌の絡ませ方からみると、あながち嘘とも思えなかった。
「まだよくするの?オナニー…。」
「チュッ…、うん…。」
オナニー告白の照れを隠すかのように舌の絡ませが激しくなる友美。
「いつも俊輔を思いながら…オナニーしてる…。昔から…ずっと…」
そう言ってさらに体を密着させてくる友美であった。