Black chocolate valentine-5
友美の体が仰け反る瞬間、俊輔はスッとクリトリスから指を離した。
「あっ…ぅぅん…」
いきなり下降した快感に体の力が抜ける友美は快感の苦悶から逃れられた安心の喘声か、または登りつめる寸前で刺激を失った事にがっかりした気持ちを表した喘声か判断のつかない声を零した。そんな友美に明らかに低いトーンの声で囁く俊輔。
「まだ早いよ、イクのは…」
若干サディスティックな笑みを浮かべる俊輔にゾクっとした。
「意地…悪…」
「フフッ…」
そう笑って掌で友美の性器を覆うかのように包み込む。
「すっかりスケベな女になったんだな、友美は…」
「俊輔だって…エッチ…」
甘えるように上目遣いで俊輔を見つめる。
「ずっとオナニーしてるからイキやすいんだね…」
「そう…かも…。良くイッちゃう…」
「どこでオナニーしてるの?中里がいるからいつでもって訳にはいかないでしょ?」
「うん…。だから帰って来るまでにとか…寝てからとか…、あと人気のないとこに車停めて、その中で…」
「車の中でオナニーしてるの?」
「うん。だって我慢できないんだもん…」
「スケベだなぁ、やっぱ。」
俊輔はゆっくりと掌を動かし性器を撫でる。
「ああん…」
愛液が性器全体に塗り広げられる。俊輔は掌にはかなりの熱を感じた。
「友美のマンコ…熱いよ?」
「ああん…」
卑猥な単語に体が熱くなる。円を描くように性器を押し付けながら撫でる俊輔にじんわりとした快感に感じる友美。
「焦らさないで…」
悶々とする友美。体が激しい愛撫を求めているのは明らかであった。もうすぐに入れて欲しいぐらい、欲求が高まる。
「見せてよ、友美のマンコ…」
一度は拒む言葉を言うだろうと思っていた俊輔は期待を裏切られる。
「うん…」
そう答えた友美に一瞬戸惑いながらも遠慮はしなかった。
「じゃあ見るよ?」
俊輔はそう言って体を起こし友美の下半身に移動する。指を咥えながら頬を赤らめ俊輔を見つめる友美。俊輔はパンティを脱がし、両膝を抑えゆっくりと左右に脚を開く。
「おおっ…」
友美の性器が目の前に現れた瞬間、まるでフェロモンと言う熱い風の風圧に頭が吹き飛ばされそうになる。友美の性器から発散される女のいやらしいさに圧倒された。フェロモンの風圧に耐え、性器を直視した瞬間、34歳の女性器とは思えない程の美しさと、34歳の女性器でなければきっと兼ね備えていないであろう妖艶でしっとりと濡れた友美の性器に瞳孔が開いてしまう程の悦びを得た。
「いやらしいマンコしてるなぁ…」
俊輔は思わずそう呟いてしまった。