妻が少しだけ変わる日-2
少しずつ硬さを失っていくペニスで栓をしているのだろう。目が合うとはにかむように笑い、どちらともなく唇を重ねた。
「ふふ…」
キスをしたまま妻が笑った。
「何?また早いって言いたいの?」
「ううん、違うよ。私が彰彦君より大きなオチンチンをおかずにしてるって知ったら、嫉妬で興奮するんだもん」
私は何も言えずに黙った。
「私が巨根に欲情するのは本当だけど…まさかこっそり本番してるとでも思ってる?それとも、彰彦君に操を立ててるって信じてくれる?」
私も言われっぱなしでは引き下がれない。信じているが意地悪く言ってみた。
「信じたいのはやまやまだけど…ショーツにザーメン染み込ませて来たり平気でするから」
「信じてくれないんだ、悲しい」
全然悲しくなさそうに笑っている。
「事務所で螢子がスカート捲り上げた時、僕が舐める前から少し濡れてたから。本当はどうなのかなって」
本気で疑っているそぶりを見せた。少しはむきになるだろうかと思ったが、妻は笑っている。
「仕方ないでしょ?オチンチンだけじゃなくて体も大きかったんだから。あの体で押さえ込まれたら抵抗できなかったよ」
妻の中で、再び私のペニスが膨張していった。妻を、この手で…両方の手首を掴んで押さえ込み、再び乱暴に犯し始めた。
妻は私の目を見ながら喘いだ。
「あっ!あぁっ!待って…あっ!」
ざまあみろ、日頃から馬鹿にしやがって。このまま仕付けて…
「ねえっ本番はダメ…だって…んんっ!そんな奥まで…あんっ!ねえっ待って…杏奈困るぅ!あぁっ!旦那がいるからぁ!あんっ!怒られ…あっ!凄っ!奥までぇ!やだ!旦那より大きい!旦那より気持ちいい!」
妻の声を聞き、私は妻が本当に巨根に狂わされている姿を想像してしまった。駄目だ、また限界が近い。本気で狂わせてやりたいと願いながらも私のペニスは射精に向けて膨張していく。
「やだぁ!大きくなってきたぁ!また大きくなってきたぁ!何でも言うこと聞きますから!中はダメ!だめぇ!お願いします抜いてぇ!」
最後のひと突きと同時に精子がびゅっと漏れ、再び妻の中で果ててしまった。
「何か…凄かったね…」
妻が私の肩をポンポンと叩きながら言った。朝から連続で2回もすることなんて、そうそうない。妻を抱いたまま眠り込み、ふたりで目覚めたのは昼過ぎだった。妻も眠ってしまっていたようだ。私が目を覚ました気配に気付いたのか、続けて目覚めたようだ。
「激しいよ…」
「ごめん」
「いいけど」
ソファーの上で毛布を被り、倦怠感を感じながらお互いに手を握り合い、ボーッとしていた。
「ひどいよ…」
「だからごめんって…」
「旦那いるって言ったのに…中は許してって言ったのに…」
「だから…」
「お願い、もう離して…このままじゃ出来ちゃう、シャワーで洗わせて」
再び股間に血液が集まっていく。
「もう、本当に寝取られマゾなんだから」
妻が私を置いてシャワーへ行くのを許さなかった。後ろから妻の腰を掴まえようとしたが、私の方がダメージが強い。うまく捕まえることができなかった。逃げられるかと思ったが、妻も腰を押された形になり、ふらついてフローリングの上で膝まずいた。日頃の私だったらきっと慌てて妻の膝を見ながら謝罪しただろう。だが今は妻を犯すことしか考えられない。上に乗り、俯せの妻を寝バックで荒々しく犯した。
「待って!待ってもう無理!ごめんなさい!螢子も限界だってぇ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!」
初めてと言っていいだろう。妻が私に弱味を見せたのは。
「ひっ!ひんっ!もう本当に無理ぃ!いく!あああいくぅ!あぁっ!」
尻を痙攣させてオーガズムを迎えた妻を、そこからさらに10分も犯し続けた。
「螢子…いく!」
「ああああっ!」
夫婦で初めて、ふたりで同時に果てた。フローリングの上で犯され、膝や肘が擦れて擦り傷ができた妻は、俯せのまま恨めしそうにこちらを睨んだ。