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勇気色の空
【ホラー その他小説】

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勇気色の空-2

暗闇の森の中を駆け抜け、走って走って走りつづけた。川にたどり着いた。三人の足は自然にとまった。川の水を飲み、空を見上げた。あの真っ赤に染まっていた空は、真っ黒になり、星が光っていた。菅井が口を開いた。「みんな.....死んだのかな.....?
オレ達は、逃げることしかできない自分達の情けなさに涙が溢れた。もし自分に戦う勇気があれば、みんなを助けられたかもしれない。.....................カシャッカシャッカシャッ
......奴がきた。
暗闇の中から姿をあらわした鎧武者にオレ達は立ち上がった。

その時、目が覚めた。どうやら夢を見ていたらしい、隣にはまだ寝ている菅井と大沢がいた。外にでると、すがすがしい朝日が、青空を照らしていた。その朝日は、オレ達の勇気のようだった。


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