中学生デート4(車両デート)-4
「ううっ…オマンコ、気持ちいい…」
男が悦ぶ言葉を口にし、真奈美は自身をコントロールしながら、見知らぬ男達の前でオナニーを始めた。
車両の一角に男達が固まる異様な光景は、なん人かの乗客の目に止まっていた。しかし、その中で繰り広げられる痴態までは、気づかれていなかった。
しかし、真奈美の向かいの席には、漏れ聞こえる呻き声は届いていた。淫らな行為に気づいた子連れの母親は、顔を赤らめながら子供の手を引いて席を離れていった。
唯一、潤は離れた場所でそれに気づいていた。
(真奈美さん、飛ばしてるなあ)
なにかが吹っ切れたのか、ここ最近、潤に示す真奈美の卑猥さは際立っていた。
『あんっ、あんっ、見て、エッチなオマンコ、もっと見て、あんっ、あんっ、あんっ』
潤はスマートフォンに残されている、真奈美が身を捩るオナニー動画を思い返して相好を崩した。
「なにニヤケてるのよ」
潤が卑猥な画像を見ないか注意していた真希は、潤のその表情が気に障った。
「な、なんでもないよ」
「うそばっかり!さっきの画像のこと想像してたんでしょ。やらしい!」
自分の下半身のことを想像されたと思った真希は、潤の腕をギュッとつねった。
「イテテ、違うって」
確かに違った。想像していたのは母親の方だった。しかし、その濡れ具合は母子ともよく似ていたため、潤は苦笑いを浮かべて腕を擦った。
「じゃあ、どうしてニヤケてるのよ」
「どうしてって…。うーん、そうそう。この前、電車に乗ったら、ノーパンらしき女が居てね」
真希はドキリとした。
「他の乗客に下からスマホで撮影させてたんだよ」
「うそ…」
「その女のスカートの丈も丁度真希ちゃんと同じくらいでね、こんな風に」
それは今見ていた光景だ。潤は臨場感たっぷりに説明しながら、スマートフォンを真希のスカートの下に差し込んだ。
「いや!」
真希は慌ててそれを払い退け、素早くスカートの裾を押さえた。勢いが過ぎた手が股間を直撃し、その衝撃が真希の子宮をズキンと疼かせた。
「へ、変なことしないでよ…」
口ではそう言いながらも、子宮の疼きが妄想へと導くのだった。
とろんとした目をしたときの真希が、心ここにあらずで妄想の虜になっていることに潤は気づいていた。
その状況も楽しもうと思った潤は、真希の妄想状態のコントロールを試みようと思った。
「そう、そんな風にスカートの裾を掴んで、ゆっくり捲ってごらん」
「こ、こう?」
妄想の世界に入り込んだ真希が、現実の世界でもスカートを捲ろうとしたときに、残念なことに邪魔が入った。
「ママー!ここに座ろうよー」
その声に振り向いた真希の後ろでは、4、5歳の男の子が、中央の扉付近に立つ母親らしい女を手招きしていた。さっき、真奈美のオナニーに赤面して離れた母子だった。
「翔、勝手に動かないの!」
息子、翔の呼び掛けに応じた母親の弥生が、そこへ移動しようとしたときだった。
電車が揺れて、翔が座面に置いた特撮ヒーローのキャラクター人形が床の上に落ち、床に跳ねたキャラクター人形は、偶然にも真希の足元に転がってきた。
その音に驚いた真希が動くよりも、やんちゃな翔の動きは早かった。翔は登り掛けの座席から飛び降りると、キャラクター人形に飛びついた。そしてそのまま立ち上がると、丁度身体を振り向せた真希の割れ目と、翔の低い視線が重なった。
愛くるしい微笑みを浮かべた翔は、楽しいものを発見したように大声をあげた。
「ママー!このおねえちゃん、パンツ穿いてないよお!」
「ヒッ!」
慌ててスカートを押さえたが遅かった。
「まんこ丸出し、まんこ丸出し、まんこ丸出し」
翔は最近保育園で覚えた言葉を繰り返した。これを言うと母親達が慌てるため、それを面白がる子供達の間で流行っていたのだ。
風呂に入る度に、翔にそれを言われて辟易していた弥生は慌てた。
「ば、ばかっ!そんなわけないでしょっ!ご、ごめんなさい。さあ、こっち来なさい」
弥生はこの場を離れようと、翔の手を取り、無理やり引っ張った。
「ホントだもん。丸出しまんこにティッシュも挟んでるよ。まんこティッシュ、まんこティッシュ」
翔の囃子で周囲の注目を集めた真希は、心の中でつぶやいた。
(死のう…)
しかし、そんな真希に、また奇蹟が起こった。そう、真希が妄想している間に、またもや電車が駅に到着していたのだ。