日常と非日常の境界-16
「舌…智子の舌があたしの中で動いて…ひゃうううっ」
膣壁が痙攣し、彼女の絶頂が近いことを訴えていた。
快楽に飲まれ、意志とは無関係に加奈子は腰を動かす。
「はっ。あっ。はぁん…智子ぉ。それ…いい。イッチャいそう。あたしイキそうだよ」
佳菜子は前庭球の刺激が感度を高め、すぐにでも達してしまいそうなほどに、上り詰めていた。
「あっあたしも…あぁん…だめ。だめ。イク。イッチャうよぉ」
それはあたしも例外ではなく佳菜子の舌に淫らな姿で踊らされていた。
「あっ、あふぅ…いい。いい…いい。」
加奈子の妙声であたしは気がおかしくなるくらい彼女の膣口の奥に舌を伸ばす。
「もうだめ。だめ。だめ。だめ。…あたし、もう、イク。イク。イッチャう」
「あっ。あっ。ぅ、、、イクぅ。んぅ。んぅっっっっ」
「はっつ、ああああああっつ」
「は…、はっつ、はあ…」
「イッチャた。あたしたち、潮吹いちゃったね」
お互いの顔にお互いの潮がかかっていた。
あたしは惚けた表情のまま絶頂の余韻に浸る。
あたしたちはゆっくりと身体を起こし互いに向き合った。
「んう。…加奈子。すごい恥ずかしいこと言っていい?」
加奈子も惚けた表情のまま頷く。
「加奈子のこと愛している」
「馬鹿。知っているし。それにあたしも智子のこと愛しているよ。ずっとずっと一緒にいよう?」
あたしは暖かい佳菜子に抱きしめられていることを確かに感じ、惑う意識の中で眠りへと堕ちていった。