クリスマス・イブ-7
7.
上体を起こした敦夫は、雅子の両腿を膝で支え、腰を進めた。
目の前に、敦夫の唾と雅子の愛液でメラメラと灯りを反射する割れ目が、ぱっくりと口を開けている。
敦夫は、両手の親指で、土手を押し開いた。
つられて、閉じていた花びらがピラッと開いた。
開いた花びらの下から、隠微な暗い穴がひっそりと現れた。
敦夫は、いきり立つ男根の亀頭から雁首、肉棒まで、念入りに唾をまぶした。
膝を進め、腰を落とすと、左手の指で肉棒を支え、亀頭を穴に合わせた。
ムぅっ
(義兄さんは、ハードボイルドのデカに似合わず、繊細なんだ)
唇から始まった愛撫の嵐に、体中が疼いている。
唇だけでなく、両手の指が、いたるところを絶え間なく撫で続ける。
その指は、優しくしっとりと、不安な心を鎮めてくれる。
絶頂の手前で彷徨っていた雅子は、いよいよの瞬間が迫る気配を感じた。
それは、静かに入ってきた。
膣が太いもので開かれ、徐々に満ちていった。
それは力強く、優しく、ヒクヒクと脈を打っている。
(ああ〜義兄さんが入って来た)
(義兄さん、赤ちゃんを頂戴)
「あああ〜〜イイっ」
敦夫のうめきが、雅子の耳にくぐもる。
恥骨が当たって、太いものが根元まで入ったのが分かった。
敦夫の手が、雅子の尻を掴んで腰を振っている。
「うっうっうっ〜〜〜〜〜」
(太いっ)
でもそれは、膣の中で心地よく、粘膜を刺激する。
「あっ」
敦夫の腰が動きを止めた。太いものが一回り太くなり、奥に進んだ。
「アツオさんっ」
太いものが、ビクッと波を打って、弾けた。