クリスマス・イブ-10
10.
流石に3回目となると、男根の力も勢いが落ちてくる。
敦夫は恥骨でお小根をコツコツと叩いて、雅子の迎え腰に応じる。
上体を支える両膝が、痛くなってきた。
腰使いを止めて、雅子の腰を抑え上体を起こす。
目を落とすと、盛り上がった土手から1センチほど抜けた肉棒に、花びらが纏わり付いている。
肉棒の周りから溢れ出た愛液が、花びら、土手、恥毛までヌラヌラと浸している。
敦夫は、指先に愛液を取ると、そっと花びらに当てて愛撫した。肉棒を芯に、花びらから土手へと、指はヤワヤワとヌメリを塗り込めるように、愛撫を広げていく。
ひっ〜ひっ〜〜ひぃぃぃ〜〜〜
間断無く続く絶頂に、雅子のヨガリが激しさを増して、糸を引いて流れる。
愛する女のヨガリほど、男を奮い立たせるものはない。ようやく固さを取り戻した男根は、子宮を求めて再び雁首を伸ばした。
「あっあっ〜〜〜固くなった」
亀頭の先が、プリッと子宮に当たった。
疼きが肉棒を駆け上る。
「マサコっ〜」
敦夫は、疼く肉棒を目一杯に押し込んだ。
頂上を目前にして逡巡していた男根が、ビクッ〜ビクッ〜ビクッ〜と波を打った。
「イクううっうっ〜〜〜」
「イってえぇぇ〜〜〜アツオさんっぅうぅぅ」
「マサコっ〜まさこォっ」
「出る〜でるっ」
ビュぅ〜〜
子宮に潜り込んだ亀頭の先から、とどめの精液が流れ込み、再び子宮粘膜を濡らした。
この時、丁度窓の下の道路を、二人の刑事が通りかかった。腕に「年末特別警戒」の腕章を巻いている。
「浦さん、どこえ行ちゃんたんでしょうね」
「酔っ払い騒ぎの後フケちゃって、携帯にも出ないって班長がこぼしてたよ」
「電源切っちゃったのかなあ」
「浦さんにしちゃあ珍しいことだけど、事件でもあったら始末書モノだぞ」
「オーイ、浦さん、出て来いよー・・・みんな心配してるぞぉ〜」
(ごきげんよう)