中学生デート3(ノーパンデート)-2
『はあ、はあ、はあ』『あん、あん、気持ちをよぉ、あん、あん、ああん、もっと…』
耳の奥で、潤の息づかいと自身の喘ぎ声が甦った。
(もっとして、もっと……じゃない!ダメよダメ!そうだ、変なことを思わないように潤くんの顔だけを見たらいいんだ)
真希は横に立つ潤の顔を見上げた。
(ああん、爽やかで格好いいよお。潤くん、大好き♪)
しかし、それも長くは続かなかった。
(こんなに爽やかなのに…)
真希の視線が無意識に下がり、股間の位置で止まった。暴走した妄想が、瞬時にその部分を透けて見せ、さっき玄関で見た潤の股間の映像と重なった。
(大きなオチンチン…。や、やだっ、なに考えてるのよ)
慌てて視線を上げるがもう遅かった。爽やかな顔と下半身で隆々とそびえ立つ肉棒。そのギャップが大きいことが、真希の頭を肉棒に偏らせてしまった。
ここにきて、出掛ける前のオナニーが中途半端に終わったことが影響し始めた。それが妄想の連鎖と相まって、弛緩気味の割れ目からその印が流れ始めた。
(ひっ!な、なに?今、太ももにツーって…。た、垂れてるの?と、止めないと!でも、どうするの?栓でもするの?)
暴走した真希の思考がそれを求めて、また潤の股間に視線を移した。
(栓、栓、オマンコに入れる栓、オマンコに入れるのはオチンチン…オマンコにオチンチンで栓をしたら気持ちいい…って、違−う!栓はダメ!栓じゃなくて、オマンコ全体に蓋を被せるのよ)
真希の思考が、今度は潤の口許に視線を移させた。
(蓋、蓋、オマンコを被う蓋、オマンコを被う物。ああん、潤くんの舌しか浮かばないよぉ〜。割れ目全体を舌で被ってから、その舌先で愛液を絡め取ってクリトリスにチョンチョンって…。バカー!あーん、どうしてエッチなことばかり考えるのよお)
「真希ちゃん、真希ちゃん」
真っ赤になって腰をモジモジとくねらす真希。その様子を心配した潤は、何度も耳許に声をかけていた。
「えっ?」
愛する潤の声でふと我に返った。
「大丈夫?オシッコ我慢してる?」
真希の状態見れば、それが浮かぶのは当然だった。
幸い耳許で囁かれたので、他には聞こえなかったが、真希の動きは周囲の注目を集めていた。当然ながらその者達も、潤と同じように考えていて、真希の下半身に好奇な視線を向けていた。
ふと、目の前に座る男の強烈な視線を太ももに感じた。その視線を追って真希も視線を下げた。
「ひっ!」
濡れやすい体質が故の悲劇が起こっていた。
真希がパニックを起こす寸前、この悲劇を抜け出す奇蹟が起こった。真希が気づかないうちに電車は1つ目の駅に到着していて、電車の扉が開いたのだ。
九死に一生的な脱出口を見つけた真希は、潤に声をかけることも忘れて電車を飛び降り、そのまま周囲の視線から逃れられる場所、駅のトイレに向かってホームを走り始めた。
「へっ?」
突然の真希の行動に、潤は面食らった。そして、少し離れた場所で様子を伺っていた真奈美も同様だった。
一瞬動きの止まっていた2人だったが、扉が閉まる間際に電車から飛び降りることができた。
慌てて追いかける潤の視線の横に、真奈美の姿が入った。
「あれ?真奈美さん、どうして?」
潤は小走りのまま、横目でチラチラ見ながら真奈美に声をかけた。
「もちろん保護者として、2人が変なことしないか見張ってるのよ」
2人は小走りの状態で会話を続けた。
「なに言ってるんですか。昨日したこと忘れたんですか?」
潤は呆れた。昨日は散々変なことを仕向けてきたのに今さらだった。
「あら?見張るだけで、誰も止めるなんて言ってないけど」
「えっ?」
「でないと、ポケットの中で押さえてるソレが可哀想でしょ」
潤は小走りの状態でも、片手をポケットに入れっぱなしだった。真奈美はその不自然な状態の股間を指差した。
真奈美の指摘の通り、朝から真希の生々しい姿を見て、潤のイチモツは起ちっぱなしだったのだ。デート中に昨日のことを思い出したとき用に、少しゆったりサイズのジーンズを選んで正解だった。
ちなみに潤の準備はそれだけではなかった。玄関先でジーンズを穿き直したときのこと。立ちっぱなしを予想した潤は、先走りの液が染みないように、肉棒の先にハンカチを充てていたのだ。
「じゃあ♪」
心強い味方の登場に潤の顔に悦びの色が浮かび、真奈美はにっこりと微笑んで頷いた。