灼熱の咆哮-3
「力を抜いて。いい?捻じ込むんじゃないの、滑り込ませるの。」
「こう、かな?」
全然入ってこない。
「押すんじゃなくて、吸い込まれるイメージで。」
「うーむ…。」
ようやく彼の先端が私の口を開かせ始めた。
「そうそう。あとは私とタイミングを合わせるの。いい?せーの、」
ジュルゥ。
「ぐはぁ…。」
入った。先端部分だけだけど。
「だ、大丈夫?諒子。」
「くっ…。正直、キツいわ。裂けそうよ。バケモノね、ほんとに。」
「ごめん…。」
「だからこそ、飲み込みがいがあるというもの!さあ、来い、清志!」
「お、おう!」
グ…。
止まってしまった。
「入って行かないときは、無理に押し込むんじゃなくて、少し戻して軽く圧力をかけるの。それを小刻みに繰り返せば…あうぅっ!そ、そうよ…。」
「こうか!」
ジュブ、ジュジュブゥ、ジュブルゥ。
「あうぅ…す、すごいわ、清志…。熱い、熱いの、すご…いぃっ!」
真っ赤に灼熱した清志が、私の肉壁を焦がしながら奥へ奥へとズブズブめり込んでくる。その信じられないほどの圧倒的な存在感が内側から私を打ちのめし、ズーンと重く深い快感をジンジン響かせてくる。それは下腹部から下半身、そして全身へと一気に広がり、悦楽の痺れで私をきつく縛り上げ、もはや言葉を発することすら出来ずにガクガクと身を震わせて彼にされるままになる他なかった。
「諒子…。」
全身を満たしていく悦びに包まれて、瞼が閉じてしまいそうになっていた私は、最後の力を込めて清志を見上げた。そこには、慈愛に満ちた潤いをたたえて私を見つめる穏やかな瞳があった。
私はゆっくりと頷いた。
「ああ、諒子ーーーっ!」
ズゥゥゥーーーン。
魂の一撃に体の奥の奥深くまで刺し貫かれた私は、甘美な情欲の泥沼へと突き落とされ、微かな震えと共に光の粒子へと沈んでいった。