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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第30話 『ペナルティ授業、社会と家庭科』-1



 絶対服従週間3日目、水曜日。 体育教科が午後に集中するせいで、体育教員は午前中に余裕がある。 Cグループ2組副担任たる8号とても例外ではなく、所在なく体育職員室でぼんやりしていた。 8号の後ろでは、体育職員室に据えられた小型のモニターが点滅し、学園中に設置されたCCカメラの映像を1つずつ順番に映している。 と、モニターにCグループ1組と2組の合同授業が映った。 社会担当の19号教官が大勢の全裸少女を前にして、大袈裟な身振りで説明している。 

「……」

 8号は無言でモニターに手を伸ばし、映像元のカメラを固定、かつボリュームを最大にあげた。 正直、あまり見たくはない。 けれど、自分が一生懸命応援した少女たちが、成果をもぎ取るに一歩及ばなかった結果だ。 経過に不条理な点があったかどうかは、もはや関係ない。 体育祭に敗れた結果に対し、苟も副担任、しかも体育担当を務める彼女だ。 楽な道を安易に選んでモニターを消し、悲惨な目に遭っている少女たちから、目を背けるわけにはいかなかった。 

 水曜1限、社会。 C棟1組HR教室にて。 

「歴史とは、人の営みです。 これまでは主に人――といっても殿方であって我々牝は除外しますが――に焦点をあててきましたね。 その反面、人が築いた作品はあまり取り上げてきませんでした。 無機物には関心が薄いんじゃないかと、貴方たちの中に思う子がいるかもしれない。 ただ、理由は単純です。 先の3次大戦で、全世界の文化財は90%が遺失してしまったからですね。 特に、最初に核弾頭の標的になった我が国では、もはや文化財と呼べるものは1%に満たない状況です。 なので、歴史上の遺物は、写真が残っていても現物がないものがほとんどです――レプリカなら、いくらでも作れるんですが。 レプリカは、どんなに精巧につくっても、ホンモノとは呼べません。 魂がこもっていませんから」

 社会担当が教壇で溜息をついた。 文化に思い入れがある人間にとってみれば、現状は論外に嘆かわしい。 ただし、身体能力に重きを置き、知的好奇心は最低限の教養レベルで済ましてきた8号にとっては、過去は過去、それ以上でも以下でもなかった。

「ですので本日は文化財の『魂』に触れるべく、特別授業を行います。 人型であれば、銅像、組像、彫刻、塑像、木造の別を問いません。 古今東西の彫刻から一点選び、2組生を用いて作品を模倣させなさい。 ポーズ、表情、可能な限り近づける。 ただし2組生に写真を見せたり、モチーフが何なのか教えてはいけませんよ。 あくまで言葉、指示でもってモチーフを模倣させましょう。 授業の終わり15分を互いの作品鑑賞に宛てるつもりです。 装飾までは無理でしょうから、そこはお互い想像力を発揮して鑑賞しましょう。 2組生は鑑賞に堪えうる作品を目指し、文化財の『魂』を体現してください」

 こうして1組生による、人型像の『レプリカ作り』が始まった。 内実は単なる『ごっこ遊び』でも、取り組む1組生徒たちは和気藹々と楽しそうだ。 なお、1組生が社会図説を調べる間、2組生達は傍らで身じろぎせずに立っていて、ポージング指示を待っている。 しばらくしてモチーフを決めた1組生が、それぞれ自分に割り振られた2組生に指示を出し始めた。

「腕はこう。 顔はアヒル愚痴で、足はO字脚で、もうちょっとお腹に空気をいれて。 ぽっこり、っていうより、でっぷり、くらいがちょうどいいかな〜」

「こ、こうかな?」

「ん〜……もうちょっとおまんこ見せなさいよ。 今更恥ずかしがるも何もないでしょ」

「わかってるけど……このくらいなら、どう?」

「おっけー。 あとはねぇ……目線だね。 目線がねぇ、いっちゃってるんだ、コレが」

「い、逝っちゃってるの?」

「うんそう。 視線がふわっふわしてるの。 まん丸なだけで、前を見てるようなんだけど焦点が定まってないんだ」

「よくわかんないんだけど……こ、こんな感じ?」

 足首同士をくっつけたまま、2組生徒・30番がスクワットする。 そのまま膝を外にまげて『O字』をつくり、腕はちんまり畳んで腰に中てる。 ポッカリ間の抜けた唇に、敢えて焦点をずらした瞳。 せっかく均整がとれたスタイルから、アホっぽい造形に早変わりだ。 



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