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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第23話 『応援合戦』-3

「恐れ入りますな、名ばかりの救護ブースとはね」

 南原は皮肉っぽく肩を竦めた。 基本的に感情を出さない南原なので、ジェスチャー自体が珍しい。

「……大変失礼いたしました」

 即座に教頭が反応した。 

「すぐに救護の本分を尽くさせていただきます。 わたくし共の認識に甘い部分があったこと、救護ブースを設置しながら目的を最小限に抑えていたこと、今にして思えば不手際の極みでございました。 ご指導は改めてお願いすることとして、C15番ですが、こちらで応急処置をうけさせます」

「……ふむ」

 南原は鷹揚に頷いてみせた。 さすがに教頭を勤めるだけあるな、と南原は思った。 本来なら事前に南原の性格を把握して気持ちを先取りして欲しいところだけれど、南原が肩を竦めただけで彼の内心を忖度し、望む対応を引きだしてくれた。 落第か及第か、でいえばギリギリ及第になるだろう。

 教頭がテントに控えた教員に一言二言告げる。 指示を受けた教員は即座に席をたち、生徒の応援席へ駆けつけた。 先ほどようやくポール頂上に登り、『クラス旗』として股を拡げたばかりの少女、C15番。 教員はC15番をポールから下ろすと、代わりに別の少女――背中に29番と記してある――をポールに登らせた。 下ろしたC15番の肩を抱き、救護テントまで連れてゆく。 救護担当――保健委員長だろうか――の少女が、尿道から伸ばしたチューブをC15番に含ませ、ゆるゆると生理食塩水を飲ませている。 しかも氷袋を膣に収めた上で、C15番の頭部を冷やすべく、おでこまでスカルファックしながらだ。 C15番は、頭が完全には収まるには至らないが、少なくともおでこの半分は救護する少女の膣に呑み込まれていた。

 チラリ、救護ブースを監督している教頭が南原を振り返る。 これで宜しいですか――雄弁に視線で問うていた。 スカルファックは、正直どうかと思うのだけれど、それが学園式の救護なら口を挟むつもりはない。 いつまでもC15番を気にしっぱなしとはいかないし、ここらが潮時になるだろう。 コクリ、教頭に向け、南原は小さく頷いてみせた。 
 とっくに3組の応援交換は終わっていて。 今は全体応援ということで、指揮台に登った応援団長が歯切れ良い演舞を披露している。 空手のような正拳突き、縦に脚を広げてピッタリ股間を地面につけての水平海老ぞり、流れる如く印を結んだと思えば、腹の底から気合とエールが迸しる。 応援団員が奏でる尻太鼓も、心なしか真正の和太鼓のようなピンと張った皮の音色で、耳聞こえも悪くない。

 演舞を終えた團長に、応援席の生徒達から大きな拍手が湧く。 来賓たちもまた――南原を含め――素直に称賛の拍手を送った。

 


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