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濡レ羽色ノオ下ゲ髪
【ロリ 官能小説】

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飼育と教育-1




「なんだなんだ、夏休みだっていうのにセーラー服なんか着て。それに服装が乱れてるじゃないか」
 タイミング悪く帰ってきた円藤が、半裸の遥香を見つけてにやにやしながら歩み寄ってきた。日焼けした顔にはサングラスの痕がくっきり残っている。
「まさか、川島先生に犯されたのか?」
「えっと、その……」
「否定しないんだな」
「すみません、私がいけないんです」
 視線も合わさずにその場から立ち去ろうとする遥香の腕を、円藤が掴んで引き止める。
「だったら俺の相手もしてくれよ。三十分で済むからさ」
「無理です」
「うん?」
「私一人で先生たちを満足させるなんて、どうやったって無理なんです。ごめんなさい」
 遥香は今度こそ円藤の手を振り払い、逃げ込んだ脱衣場の鏡に自分の姿を映して立ち尽くす。
 そこには、およそ中学三年生には見えない大人びた自分がいた。潤んだ瞳と腫れぼったい唇、それに光沢のある白い肌はどこか陶磁器に近い危うさを備えている。セーラー服を着れば中学生に見えるだろうが、一糸纏わぬその姿に大和撫子の奥ゆかしさはない。
 遥香は奥歯を噛み、考えた。自分の容姿に商品価値を見出した一部の女の子たちが、性犯罪ぎりぎりのところで風俗店に出入りしているのは、やっぱり自分を粗末にしているとしか思えない。
 十八歳という線引きにも異議を唱えたくなるけれど、十四歳で処女を捨てた自分に意見を言う資格なんてないこともわかっている。
「私、何やってるんだろう……」
 落ち込んだ声が脱衣場に響く。そして体に染み付いた行為の匂いを洗い流すために、遥香は浴室のドアに手を掛けるのだが、人の気配に振り返ると、そこには腰にバスタオルを巻いただけの円藤が立っていた。
「円藤先生……」
「遥香、こっちに来るんだ」
「放してっ」
「よくも俺が留守のあいだに抜け駆けしてくれたな」
 円藤は何やらぶつぶつ言いながら勝手に腹を立て、遥香のことを二階の寝室に連れて行って監禁してしまう。
 ベッドを挟んで対峙する二人。
「私に触ったら警察を呼びますよ」
「望むところだ。やれるもんならやってみろ」
 造作もなく遥香を壁際まで追い詰めた円藤。
 彼の少女好きは相当なものだから気をつけろ、と川島から忠告された時のことを遥香は思い出していた。そして今、こうしているだけで動悸がはげしくなってくる。
「使用済みのナプキンだけで俺の機嫌を取ったつもりか?」
「だって、円藤先生が欲しがってたから。それで私……」
「言っておくが、愛液でふやけたタンポンでも良かったんだ」
「……」
 遥香は絶句するが、円藤のいきおいは止まらない。
「でも俺がほんとうに欲しいのはな、セーラー服の似合う幼気な女子生徒なんだ。部活でアンダースコートをのぞかせる女子部員なんだ。おまえたちの太ももを眺めてるとムラムラしてくるんだよ」
 そう言って勃起した己自身を露出させた円藤は、失神するまでレイプすることを宣言すると、前戯もそこそこに正面から遥香の穴を犯した。ずんっ、と突き上げられる衝撃と共に膣が違和感を訴える。
 醜い音を立てて体が引き裂かれるような、処女喪失の瞬間を思い出させる虚しい感覚に、櫻井にレイプされた時もこんなふうだったなと遥香は苦い過去を振り返る。


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