ACT 5-1
クーラーをわざと切ってあるために、セリナの肌はしっとりと汗ばんできている。
身体中から立ち昇ってくる22歳の甘酸っぱいフェロモンの香り。
おれは甘い熱にうかされるようにセリナの肌に吸いついていった。
「うう……やあああンッ……!!」
いやらしいナメクジのような舌が若い女の汗をもとめて水着の胸元を這いずりまわる。
指が毒蜘蛛のようにお尻から太股までをソフトタッチで撫でまわす。
「……あッ……あッ……いやッ……」
セリナの口からもれる甘い媚声がしだいにとまらなくなってゆく。
「……ああ、セリナの汗の匂いたまらないよ……」
「……い、いやだあッ……!!」
逃げようとするのを強引にひきよせ耳元で熱っぽく囁くと、セリナは意思とは反対にゾクッゾクッと敏感にからだを反応させてしまう。
「ああ、舐めたいよセリナ……からだじゅう舐めつくしたいよ……」
「……いやあああンッ!!」
首筋から耳元にかけてねっとりと舐めあげてやると、セリナは甘い悲鳴をあげた。
時計を見ると、すでに深夜の3時をまわっている。
薄暗い部屋に甘い喘ぎ声がとぎれることなく響いていた。
ビキニパンティだけを残した半裸のセリナ。
その両手首をベッドに押さえつけて、褐色の肌とは対照的なピンク色の乳首のまわりを舌先でくすぐる。
空いた右手の指でもう片方の乳首を軽くはさみ、優しく円を描くように揉みたてる。
舌先で、乳首を軽く弾いた。
「……はンッ……!!」
肌に吸いついたまま、汗ばんだ腋へと舌を這わせてねっとりと舐め上げる。
「……うッ……はああああンッ!!」
悲鳴をあげながら腰をくねらせて逃げようとするのを横目で見ながら、腋の汗を舐めては吸い、また乳首に吸いついてゆく。
はじめは嫌がっていたセリナも、1時間ちかくもの間からだじゅうをねっとりと撫でまわされ、舐められたり吸われたりをくりかえされるうちに全身に鳥肌をたたせて感じまくっていた。
若い男の性急なセックスしか経験したことがないセリナにとって、中年男のしつこさはたまらなく性感を揺さぶったようだった。
焦らしに焦らしまくったあとようやくパンティに手をかけ、ゆっくりとひきおろしてゆく。
「……ああ、いやッ……いやッ……!」
これからされることを想像したのか、頬を上気させ息を乱しながら腰をくねらせ逃げようとする。
見事にくびれた腰。小麦色に日焼けした最高の太股。
丁寧に三角のかたちに処理されたヘアの下から、濃厚な若い蜜の匂いが誘うように鼻先をくすぐる……
おれは熱にうかされたように、涎を垂らしながら太股の奥に吸いついていった。
30分以上もの間、セリナのあそこに吸いついたままねっとりと舌を使っていた。
セリナがすすり泣くような声を洩らしながらいきそうになると舌の動きをとめ、またねっとりと舐めあげてから恥豆を舌先で左右にころがしてゆく。
これを何度も何度もくりかえされるうちにセリナはとうとうたまらなくなったらしい。
「……ねえ、おねがい、もうだめ……もう……!!」
「……これがいいのか、セリナ……これが……」
「……ああ……それだめええッ……いっちゃうう……!!」
セリナはおれの顔を太股で思いきりはさみつけると、部屋中に響くほどの悲鳴をあげながら二度三度と腰をふりたてて昇りつめていった。
その後もしつこいクンニで3回もいかされてしまうと、セリナはもうからだじゅうどこを触れられても敏感に反応するようになっていた。
「……お前がおれを狂わせたんだぞ……このエッチなカラダが……」
ベッドの上で四つん這いにさせ、裸の背中から尻にかけてを触れるか触れないかのソフトタッチで愛撫してゆく。
「……あッ……あッ……あッ……!」
うしろからされるのを予感するのだろう。セリナの声がうわずってくるのがわかる。
男の粘りつくような視線が、自分の尻に注がれている。
それを感じたのか、日焼けをしていないピンク色のアヌスがキュッと締まるのが見える。たまらず尻にしゃぶりつき、アヌスに舌を入れてねっとりとねぶった。
「……いやあああンッ!!」
悲鳴をあげて逃げようとする。
その尻を思いきりスパンキングしてやると、あの女王様然としたセリナの容貌からは信じられないほどの甘い悲鳴が上がる。
その声を聞いて射精しそうになるほど勃起してしまい、うしろから赤黒くそそりたったものを粘膜にこすりあわせた。
「……あッ……あッ……いやッ……いやだあッ……!」
すでに濡れきった秘芯の吸いつくような感触、そこからじっくりと腰をいれていくと、熱いとろけるような強烈な愉悦が陰茎から脳髄につたわってゆく。
「……ああセリナ……とうとうおれのもんだ……」
「……いやああああンッ!!」
まるで吸いこまれるように、赤黒い蛇がセリナの子宮の奥へと滑りこんでゆく。