第3章 刑事魂-11
冷酷…、そんな表現がピタリと合うような笑みを浮かべた澤田は美弥妃の両足首を掴みガッと開いた。
「へへへ、いい眺めだ。」
そう言った瞬間、顔を股間に埋めた。
「きゃっ!!」
生温かい息が股間に当たりゾクっとする。澤田は鼻先をパンティの股間部に押し付ける。
「エロい匂いがプンプンするぜ。」
「へ、変態…!!」
美弥妃は全ての力を込め腰を浮かせソファから体を落とす。小森の手から美弥妃の体が離れた。
「あっ、この野郎!」
美弥妃は必死で出口に向かい走り出す。しかしすぐに背後から捕まり床に押し倒された。
「逃げんじゃねぇよ。」
馬乗りになり改めて犯される恐怖が全身を襲う。
「ふざけんなよっ!!」
甲高い声を上げ澤田を睨みつける。その反抗的な態度にますます興奮する澤田は美弥妃の腕を抑え顔を寄せて言った。
「引き抜きとか、嘘だしよ。へへへ、お前、キャバ嬢狩りって知ってるか?俺らなんだよ。帰宅途中のキャバ嬢を襲って犯し、金を奪って最後は殺す…。俺達が犯人なんだよ。」
「えっ…?」
噂には聞いていた。美弥妃の店でも先月1人、急に行方不明になった。しかし自分の身にまさかその災いが降ってくるとは思ってもいなかった。殺す…、その言葉が美弥妃の頭の中に重く響き渡った。
「嫌…よっ!!」
しかし全体重をかけられ身動き出来ない。すると小森が手錠を持って来た。
「お前は生意気だから嬲り殺しにしてやるよ…。」
必死の抵抗も虚しく手錠が嵌められた。
「クゥーッククク!!たまんねーよ、手錠をかけられた女って!」
小森は笑い声を響かせハサミで胸元からワンピースを切って行く。
「嫌っ!何すんのよっ、」
「ん?強姦♪へへへ」
ハサミはワンピースを切り進み、途中まで切るとハサミを置き手で一気に引き裂いた。
「きゃあ!!」
水色のブラジャーが露わになる。
「タマンネェ…」
澤田も一緒になり、飢えた犬が餌を漁るかのように美弥妃のワンピースをビリビリに引き千切り剥ぎ取った。
「いい体してんなー、ネェちゃん…。こりゃたまらんわ。」
「美味しそう…!」
2人は何かに取り憑かれたかのように美弥妃の体を弄り始めた。あっと言う間にブラジャーとパンティは剥ぎ取られた。
「おい。先にヤラせろ!」
「俺が先だ!」
「この間は譲ってやっただろ!?」
「ちっ、しょうがねぇなぁ。」
澤田が慌ただしく下半身を露出させる。美弥妃の目に既に臨戦態勢に入っている男性器が見えた。レイプなどされた事はない。美弥妃に襲いかかる恐怖はそれだけでも相当なものであった。
「嫌!や、やめてっっ!ふざけんなよっ!!」
澤田のギラギラした目つきに全身の血が凍りつくのであった。