容疑者確保-1
俺は西田 二郎50歳、しがないサラリーマン。
身長188センチ、96キロ、頭はすっかり薄くなり会社ではキモハゲとも言われている。
家でもキモい親父と家族に相手にされず、楽しみと言えはギャンブルと、風俗で溜まった鬱憤を晴らす事だ。
ギャンブルは類い稀なる引きの強さで、収支は給料の倍以上で、金には不自由はしていなかったが、桁外れの男根と絶倫の為、風俗では出入り禁止にされる店も多々あった。
ある日の仕事帰りに、新規開店の店に入ったが、同じ系列の店から情報が流れ、入店を断られた。
腹立たしさと溜まった物のはけ口を失い、缶ビールを片手に道を歩いていると、後ろから車がクラクションを鳴らした。
とっさに避けようとしたが、腕が高級外車のサイドミラーに接触した。
運転手はそれに気付かず、そのまま走り去ろうとした。
「コラー!逃げるなー!」
「ガシャッ!」
俺は手に持っていた缶ビールを、車に投げつけると見事車に命中し、高級外車は急ブレーキをかけ停まった。
「何をするの!こんな事して!警察呼びますよ!」
車から降りて来たのは30代くらいの女だった。
モデルの様に背は高く、セレブ感を漂わせる、まさに極上の女だった。
パーティーか何かの帰りなのか、女はパーティードレス姿で、桁外れにでかい胸、腰のくびれ、はちきれんばかりの下半身、俺の男根が反応した。
「最初に仕掛けたのはお前だろ!お前のした事はひき逃げって言うんだぞ!警察呼べ!」
俺は怯む事なく女に近付いた。
「待ちなさい!言い掛かりつけないで!これ以上近寄らないで!」
女はそう言うと、顔を背け俺を拒絶する顔を見せた。
「言い掛かりだと!警察と鑑識呼べばわかるだろ!」
「ま…待ってよ。」
女は先程の勢いがなくなり、バックから財布を取り出し、万札を抜き取り、それを突き出した。
「金持ちらしいな!まあー!これで勘弁してやるか!」
金を受け取ろうとした時、女から微かにアルコール臭がした。
「おっと!さらなる犯罪発覚だ!飲酒運転、危険運転、ひき逃げ、傷害…。やっぱり警察行こうか。」
「ま…待って下さい。や…やめて…!触らないで!」
命乞いをする女の腕を掴み、有無を言わさず運転席に座らせ、俺は助手席に座った。
「駅前の交番がいいか、警察署がいいか?」
「ゆ…許して下さい…。ごめんなさい。少しだけなの…。」
女はハンドルを握りしめ、身体を震わせながらつぶやいた。
「許されると思ってるのか!車を出せ!」
俺が強い口調で言うと、女はゆっくり車を走らせた。
女のパーティードレスは捲れ上がり、ブレーキとアクセスを踏む度に、ムチムチの太股が俺の男根を更に刺激した。
「ここで停めろ!」
大通りに出る前に、ピンクのネオンが光るラブホテルの前に車を停めさせた。
「警察に行く前に、お前の事をゆっくり聞かせろ!裁判になった時に加害者の事をいろいろ知っておく必要あるからな!」
「裁判…加害者!そ…そんな。」
女はあきらかに動揺していた。
「まあー!正直に何でも話すなら、俺の気も変わるかもなー!」
「許して…許して貰えるなら…!」
「お前次第だ!ここに入れ!」
「こ…ここは…!そんな…!」
「嫌ならいいぞ!早く警察に行け!」
女はハンドルをきり、ラブホテルの駐車場に車を停めた。
「ここで…いいですか?」
「馬鹿野郎!こんなところでゆっくり話をする奴いるか!降りろ!」
「こんなところで…。お願いします…。許して下さい。」
「許す許さないはゆっくり話を聞いてからだ!まあー、お前の態度次第で考えてやってもいいぞ!」
俺が車から降りると女は肩を落とし後を着いて来た。
今時のラブホテルは無人フロントで、人気もなく、部屋を選んでエレベーターの前に立った。
女は震えながら俺の後ろに立ち、ブランド物のバッグを抱えていた。
エレベーターに乗り、俺が先に乗り、女は俺の正面に立ち、俯き顔を背けていた。
女の放つ甘い香水の匂いに男根はフルにいきり立ち、ズボンのベルト付近で苦しそうにせき止められていた。
俺は女の手を掴み、ズボンの上から男根を触らせ、男根をズボンから解放させた。
「い…嫌!止めて下さい。警察呼びますよ!」
女は鋭い目付きで俺を睨みつけ、その手を払い退けた。
「じゃあ警察呼びます。逮捕して貰いましょう。クックックッ…!」
「ウッ…!ご…ごめんなさい。」
俺が笑いながらそう言うと、女は自分の立場に我にかえり、背を向けた。