投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

熱闘!全裸体育祭の最初へ 熱闘!全裸体育祭 30 熱闘!全裸体育祭 32 熱闘!全裸体育祭の最後へ

第12話 『生徒会、風紀委員』-1

第12話 『生徒会、風紀委員』


 体育祭直前になると、どうしても授業準備が疎かになります。 尤も担当が数学ですから、それほど準備しておく必要はありません。 もし私が理科や技術みたいな実習系を担当していたら、とっくに回れなくなっていることでしょう。 17号という教官名を拝命してから8年。 学生時代から培ってきた数学スキルには、これまでお世話になりっぱなし。 数学の有用性を教えてくださった学生時代の先生方には、足を向けては眠れません。

 今日は授業が6コマありました。 1日に4コマまでは体力的にも左程苦しくないのですが、5コマを超えると心身ともに疲弊します。 それが今日は、たまたま時間割変更が重なった結果、休みなしの連続6コマ。 出来れば机に突っ伏して15分ばかり寛ぎたいところでしたが、

 コンコンコンッ。

「失礼します!」

 待ちかねたように職員室がノックされてしまいました。 大きな声を出さなくても、ノックの勢いだけで貴方が誰か分かります。

「……どうぞ」

「ありがとうございますっ! 風紀委員長A10番、入りますッ」

「……今日は何ですか」

「はいッ。 3点、教官に確認をいただくべく参りましたッ」

「ふう……」

 つい溜息をついてしまいます。 A10番さん、真面目で元気で頭もよくて、生徒会をキッチリ務めようと頑張ってくれるのはいいんですけれど、

「1点目、得点板の使用方法の確認、2点目、審判用具の使用方法の確認、3点目、国旗と校旗、応援團旗の掲揚の確認になりますッ」

「……確認、ですか。 あの、大まかな指示は先日下した通りです。 肝心な部分は既に教えたわけですから、そこ以外は貴方の裁量で判断してくれても構いませんよ?」

「いえっ、不肖A10番、一切の齟齬なく風紀委員として勤める所存です。 そのためにも、然るべくご指導ご鞭撻、よろしくお願いいたしますッ」

「ふーーっ。 わかりました、わかりましたから」

 どうにも頭が固いんですよねぇ……。 確認する必要がなさそうな細かいことも一々質問にくるせいで、自分のリズムが狂っちゃうんですよ。 せっかく委員長になったんだから、もう少し融通を利かして、自分で判断してもよさそうなものなんですが……こういうお堅い性格にも、そのうち変化する日は来るんでしょうか。

「それじゃ1つ目から伺いましょう。 ええっと、得点板の操作でしたっけ」

「はい」

 私としては、一度マニュアルを読めば充分理解できる内容です。 1組、2組、3組、それぞれの得点板として2人ずつ風紀委員を配置する。 得点板を勤める間、風紀委員は全裸になり(Cグループ生は元々全裸)、木製の『枠』に入って『数字』を身体で表現する。 例えば合計得点が『17点』であれば、十の位の枠に入った風紀委員が直立して『1』になり、一の位の枠に入った方がクの字に身体を曲げて『7』になる。 各クラスの得点合計は風紀委員長が把握し、間違った表示があれば訂正する――。 

 ちなみに『全裸のまま数字を身体で表す』行為ですが、学園ですから様々な配慮を伴います。 単に数字の形にするだけではなく、オマンコが開帳するように、線が美しく映えるように。 『8』みたいに『がに股で踵をつけ、手を頭上で繋いで輪をつくり、正面を向いて開帳する』だけでいい数字がある一方、『2』のように『膝立ちをして正面を向き、片脚は上に持ち上げ、もう片脚は胡坐にして、挙股から斜め方向に太腿を伸ばして伸ばして開帳する』ようにハードな数字もあります。

「……ところで、私の思い違いでしょうか、昨日もポーズを説明したような気がするんですが?」

「はい。 ですので、今日は実際にポーズを取らせていただきます。 改めてポーズをチェックをしていただければ、と」

「いや、ええと、貴方、昨日もポージングしてたじゃありませんか。 あれで充分合格です。 ちゃんとオマタが拡がってましたし、オケツもしっかり見えていましたよ」

「個人的にどうしても『5』が納得いきません。 ちゃんとチツマンコを披露するにはどうすればいいか、私なりに考えて、少し変更しようと思ってます」

「……ふぅ。 いいわ、見せてご覧なさい」

「はいッ!」

 威勢よく返事をするなり、その場で横を向き、『空気椅子』をつくります。 但し直角に膝を曲げるわけではなく、あくまで『く』の字です。 もたれる壁もないのに直角に膝を曲げようものなら、誰だって立っていられません。 そのまま背筋を伸ばし、頭ごと手を水平に伸ばせば、私が指導した『5』になります。 

「……フンッ」

 ところが、A10番は違いました。 右足は地面についたまま、左足を持ち上げて膝を首にひっかけます。 右脚で『5』の下半分を、左足で『5』の上半分ができました。 うーん、すごい柔軟性ですね。 この姿勢なら、右肢と左肢を上下反対に伸ばしているため、横からでも拡がったオマンコがバッチリ。 

 確かに、前の姿勢が落第だとは思いませんが、この姿勢の方がより学園的に正解でしょう。 オマンコの映えが違いますから。 うーん、得点板になった場合、点数が動くまで静止したままでいなくてはいけないのですが、

「……」
 
「い、如何でしょうか……ッ」

 ポージングに入って1分もしていないというのに、尋ねるA10番の息遣いが荒くなっていました。 明らかに体力を消耗しています。 曲げた脚でバランスをとるだけでも難しいのに、片脚、しかも片方の脚はヨガ並に開脚して頭上にキープするのは、ちょっと難易度が高すぎますね。 A10番には出来たとしても、Cグループ生には不都合があるように思います。 必ずこなさなければならない課題であれば、私も少々の無理は要求しますが、わざわざ火中の栗を拾う必要はないでしょう。



熱闘!全裸体育祭の最初へ 熱闘!全裸体育祭 30 熱闘!全裸体育祭 32 熱闘!全裸体育祭の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前