オマケ:【O−CLUB】創成期:日用品開発奇譚-1
☆☆☆登場人物おさらい☆☆☆
【桜井美弥子】乱交クラブ【O−CLUB】のカリスマ創設者
【大野恵子】美弥子の淫乱な娘
【大野優衣】恵子の3歳の娘
【桜井忠】美弥子の夫で精力絶倫
【大野新司】恵子の夫で精力絶倫
【松本姫美】恵子の親友で海と陸の2人の母親
【大野幸樹】新司の甥の大学生
オマケ:【【O−CLUB】創成期:日用品開発奇譚】
「優衣、ちょっと待っててね」
3歳になった娘の優衣に、優しく言葉をかけた大野恵子が、研究室の扉を開けて中を覗き込んだ。直ぐになにかに没頭する母親、桜井美弥子の姿が目に止まり、恵子はその背中に声をかけた。
「お母さん、ここのところ研究室に籠ってるらしいけど、一体なにやってるの?」
恵子は、夫の新司の仕事のお共として一家揃って洋行し、1週間ほど顔を出していなかった。
因みに新司の立ち上げたベンチャー企業は、恵子と付き合い初めてからトントン拍子に大きくなり、今では世界を相手にする勢いだった。
そして恵子を見上げている3歳の優衣は、後に地球の救世主となるウルトラレディ=ユウキ・マミの母親になるが、それはまた別の話。この話は、それよりも凡そ30年前、法人化した【O−CLUB】の創成期の頃の話だ。
美弥子と恵子を慕い、大所帯になった乱交クラブ【O−CLUB】は、その運営費用を捻出するために法人化された。そして美弥子と恵子が中心となって開発したセックスグッズが、ネットの口コミで次々に当たり、業務拡大に伴い、法人所在地も桜井家の自宅から新たに借り受けた場所に移していた。
「昨日、お土産渡しに実家に寄ったらお父さんが嘆いてたよ。たまにはお母さんと2人きりでオマンコしたいって」
美弥子は2、3日前から家に帰らず、研究室に閉じ籠っていたのだ。
もちろん、研究室にはいつでも卑猥な行為ができるようにベッドが備え付けられていて、身体が清められるようにシャワー室も用意されている。美弥子の相手を望む者も引く手あまたなので、研究室に居ながらにして、美弥子は有り余る性欲の処理には困らなかった。
「うふふ、忠くんたら、なに言ってるんでしょうね。みんなが来るまで、毎朝ここでやってるのに。今もサッパリ顔で会社に行ったばかりよ」
夫婦仲の良い2人は、娘の前でもお互いを【忠くん】【みやちゃん】と呼び合っていた。
「うそでしょ!身内と全然してないのも可哀想だから、お父さんと明け方までオマンコしてたのよ。それも濃厚なの3回も!あたし以外にも会社の秘書の子と、お義母さんともしてたんだから。それだけ出しといて、忙しい身でわざわざここに寄ってたの?」
恵子は自分の父親の絶倫具合に呆れ果てた。と言っても自分の夫の新司も似たようなものだった。昨日も、義母である瞳はもとより、入れ替わり立ち替わり出入りする【O−CLUB】のメンバーとヤリまくっていた。もちろん、忠の秘書の子もその数に入っていた。
この頃の忠は、長年勤めていた会社の経営陣に参列していた。忠が舵取りを始めた途端に、会社の業績が鰻登りに上がり、その身は忙しいはずだった。
「うそなもんですか。ほら見て。さっき掻き出したはずなのに、たっぷり注がれた忠くんのエキスが垂れてきたみたい。ちょうどいいわ。恵子ちゃん、お掃除してくれる」
初めから恵子に舐め取って貰うことを前提に、真剣に後始末をしていない。美弥子は妖しく微笑むと、ノーパンの太ももに垂れる精液を指先で拭ってペロリと舐め取った。
「うふふ、仕方ないわね。ちょっと待っててよ」
恵子もそれを承知で卑猥な笑みを浮かべた。
しかし、別棟に用意している託児所の職員はまだ来ていない。その職員の到着を待ってから優衣を預けに行けば、そろそろ出勤してくる他のメンバーに先を越されてしまうかもしれない。
カリスマに中出しされた絶倫伴侶の精液は、メンバーの女子にとっては、並んでも味わいたい絶品だった。もちろん恵子にとっても同じく甘露だ。愛する夫に抱かれる際の愛液は濃厚で、それが混じった精液は味わいが全く違っていた。普段の乱交のときには人に譲るが、こんなときにはじっくりと味わいたかった。
恵子は中を覗き込んでいた上半身を研究室の外に戻すと、自分を見上げる優衣と視線を交して優しく微笑んだ。
「いらっしゃい」
恵子は優衣を抱き上げると、事務室の一角にある応接スペースに移動した。
ソファに優衣を座らせると、持ってきた洋菓子とジュースを、手早くテーブルの上に用意した。