真夜中の診察室-1
ホテルの調教も終わり、麗華は自宅へ帰る。自宅にはご主人様ではなく主人がいる。これといって不仲というわけでもないが、夜の営みはあまりうまくいってなかった。
夫婦の会話はいつも通りにこなしながら、ご主人様に調教されたことを思い出して胸を熱くしていた。
麗華は夫が寝静まってから、連絡する。
麗華(今日は遠くから来てくれてありがとう。次はいつかな?早く会いたい。)
ご主人様(次は来月の二週目にそっちに行く予定だよ)
そっちというのは職場のこと。
麗華は看護師でご主人様はお医者さん。ご主人様は月に一度遠くから出張で数日間だけこちらに来るのだ。住んでる場所からいって、職場以外で会うのも簡単ではなかった。会えたら時間の許す限り調教してもらった。
麗華が勤めている病院は小規模なため、夜間救急外来の夜勤は看護師ひとりと医者ひとりだけの二人体制だった。だからご主人が当直で麗華が夜勤の日は朝までふたりきりで一緒にいられる。その日だけは大嫌いな夜勤も待ち遠しくて仕方なかった。
夫の目を盗んでメールや電話を繰り返した。時に、ご主人様の言葉だけで濡らされたりもした。数週間が過ぎ、その日がきた。
交代の看護師さんからの申し送りを聞く。一秒でも早く終わって欲しかった。申し送りの最中、救急外来の前をご主人様通りかかり、『お疲れさまです』と笑顔で声をかけてくれた。もちろん人目があるため、仕事上での関わりしかないような雰囲気で。この前のことを思い出すとドキドキして普通に振る舞うのは大変だったが、麗華も合わせてよそよそしく挨拶を返した。
交代の看護師さんが帰った。ドキドキしながら、PHSで当直室にいるご主人様を呼ぶ。今日は救急外来の診察室で待ち合わせ。
ご主人様は診察室の扉を閉め、麗華を抱きしめた。救急外来なので急患が搬送されない限りは診察室は先生と自分のふたりきりだ。誰かに邪魔されるとしたらときどき見回りにくる警備員さんくらいのものだった。
診察室のドアを閉めて、ご主人様は麗華を抱きしめた後、力強くキスした。抱きしめられてすぐにわかった。ご主人様の身体は服越しでも麗華に伝わるほど熱かった。仕事中のためか、なかなかその気になれない麗華も唇が何度も重なるうちに自分の身体も熱くなっていくのがわかった。
「そんなに激しくしないで、仕事中だから...」
『ずっと会いたかった。』
麗華の話を無視して、首や耳にキスをするご主人様。優しくキスしてみたり、強めにキスしてみたり、ときに舐めたりと色んな方法で麗華を刺激する。ご主人様は本当に麗華の理性をなくさせるのが得意だ。
「麗華も会いたかった。ご主人様...麗華、気持ちよくなっちゃう...。」
『言わなくてもわかってるよ。もう濡れてるでしょ?』
「そんな!まだ、濡れてないもん...たぶん...。」
すでに麗華の股間はじんじんするほど熱かったが、そんなにすぐに濡れてしまうわけないと自分でも半信半疑だった。
『じゃあ、確かめてみようか。』
「だめ!仕事中だもん...。」
ご主人様は麗華をじっと見ながら、内腿を撫でたり、首筋を触る。麗華は顔や頭まで熱くなり、抵抗する気持ちが徐々に薄れていった。
『麗華、顔が真っ赤だし、身体も熱いよ?具合悪いんじゃない?』
「え、そんな...赤くないし、熱くないです...そんなじっくり見ないで!」
麗華は必死で目を逸らし、恥ずかしさを紛らわした。
『診察してやるよ。』
ご主人様は拒否する暇も与えず、麗華のワンピースタイプの制服のチャックを下ろし、すぐさまブラを上にずらして胸をあらわにさせた。
「こんなとこでいや!」
麗華は慌てて手で胸を隠す。
『麗華、これは診察だよ。』
ご主人様の冷たくて低い声が耳に入ると麗華は身動きが取れなくなる。ご主人様は聴診器を取り出し、麗華の胸の音を聞き始める。麗華の豊満な胸に何度も聴診器を当て、じっくり聴診する。
「ご主人様、あ、先生...。まだ...ですか?」
『麗華の胸大きすぎてよく聞こえないんだよ。もうちょっと我慢して。』
「そんな、うそ...でしょ?は、はやくぅ...。恥ずかしいです。」
『こんなにおっぱいを育てちゃう麗華が悪いんだよ。何カップなんだっけ?』
「...Gカップです。もう、これ以上恥ずかしいこと聞かないでください。」
『ただの問診だよ。あれ、なんかすごく心音が大きくなって速くなってきてるよ。どうしたのかな?』
そう言ってご主人様は麗華の顔や胸をじっくり観察しながら聴診を続ける。
「わかんない。気のせいです...。」
『やっぱり、顔も赤いし熱あるんじゃない?』
「だ、大丈夫だから!もう診察やめてください!」
ご主人様はやっと聴診はやめてくれた。
ほっとしたのも束の間で、すぐにスカートの中に手が伸びた。
「なにするんですか?!」
麗華は慌てて抵抗するが、あっけなく診察台に押し倒さる。ストッキングにご主人様の指をかけられ、いつでも脱がせることができるところまできていた。
『せっかくだし、深部体温測ってあげるよ。』
「おしりでなんていや!熱測らなくていいからやめてください!」
麗華の抵抗も虚しく、ストッキングもパンティも脱がされてしまった。見られてしまう、これからもっと恥ずかしいことをされてしまうかもしれないと思うと、愛液が滝のように流れでるような感覚がした。麗華は快感のあまり、無意識にご主人様の命令を聞き入れ、診察台の上で四つん這いになっていた。
「いやぁ!」
アナルに生暖かい感覚を覚え、思わず声が出た。