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ママはサキュバス
【ファンタジー 官能小説】

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エピローグ-1

 あれから三か月が経ちました・・・

 この三か月で、私達の家族には色々凄い事が起こりました。それは何かと言いますと・・・

 先ず、ママが妊娠しましたぁ!

 更に・・・お婆ちゃんも妊娠しましたぁ!

 二人共、父親はパパでぇす!

 そしてお婆ちゃんは、あっさりサキュバスの女王の座を降り、何と私達の家で一緒に暮らしてます。お婆ちゃんが妊娠した事を告げ、サキュバスの女王を降りて一緒にこっちで暮らすと言った時のパパの顔は、最高に可笑しかったなぁ・・・

 そして最後に・・・何と私も妊娠しましたぁ!

 母娘三代同時に妊娠する何て、凄いと思いません?

 最初は、私もママも、オークの子供かと恐怖したんですけど、お婆ちゃんから、サキュバスの避妊薬飲んで居るなら、心配要らないとお墨付きを得て、私達も生む事を決めました。アッ、私のお腹の子は影介君ですからね。影介君のご両親は、影介君から事情を聞くと、大慌てで影介君を連れてやって来ました。

「む、息子が飛んだ大それた事をしでかし、何とお詫びすれば良いのか・・・」

「申し訳ありません」

 影介君のご両親は、パパとママ、それにお婆ちゃんに土下座して謝って居ました。

「今は結婚出来ないけど・・・僕、学校辞めて働きます!」

 影介君は、責任を取って学校を辞めて働くって言ってくれましたが、そこは私達サキュバス家族、パパは影介君の事を怒るでもなく、

「ハハハハ、お二人共、頭を上げて下さい。それに影介君も、そんなに深刻に考えないで。愛し合った結果ならそれで良いじゃないか、それに、子供の将来の為にも、君は学校を辞めちゃいけない。君が社会に出るまでは、ちゃんと僕がみんなを養うから」

「ウン!ねぇダーリン、お母様も一緒だし、今後は家族も増えるし、新しい家を探さないと?」

「そうだね・・・もし良かったら、薄井さんもご一緒にどうです?」

「「ハァ・・・」」

 薄井君のご両親は、あっけらかんとしている私達の家族を見て驚いていましたが、次第に打ち解けて行きました。ママとお婆ちゃんは、影介君のお母さんを私の部屋に移動させると、

「影介君のお母様って中々スタイル良いですねぇ?」

「エッ!?も、もうおばさんですわ・・・それに真野さんの方が・・・」

「いやいや、人間にしては良いねぇ・・・どうだい、あんた他人の亭主に興味ないかい?」

「ハァ!?」

「私達、妊娠しちゃってるから、ダーリンとエッチ出来ないのよ・・・まあお口でならしてあげるつもりだけど、やっぱり、男ってアソコでする方が好きでしょう?」

「そこで、あんたが亨の相手をするっていうのはどうだい?」

「エェェェ!?」

 自分達が妊娠している間、パパの浮気防止で、影介君のお母さんを利用しようとする有り様で、私は目を丸くして慌てて二人を止め、

「ママァァ!お婆ちゃん!何言ってるのぉぉ?影介君のお母様、驚いて居るじゃない」

 でもそんな私の言葉に、お婆ちゃんもママも聞く筈も無く・・・

「良いじゃない・・・あんただって、少しは興味あるんだろう?」

「ご主人とは、今でも夜の方あるの?」

「エッ!?そ、それは・・・」

 影介君のお母様は困惑してました。息子が妊娠させた家族に、強く出れない負い目があるのかも知れませんけど、ママはここぞとばかり話を進め、

「でしょう!?あなたのご主人が私達としたら、おあいこだし・・・ね?」

「そ、そういうもの何でしょうか?」

「「そういうもの」」

「ちょ、ちょっと興味が・・・」

 どこの世界に娘の彼氏の家族を、夫婦交換に誘う家族で居るでしょうか?

 まあ、中には居るかも知れませんけど、影介君のお母様が、ママとお婆ちゃんの計略に乗って、パパとエッチするのは時間の問題かも知れません・・・

 こんな家族ですが、私はみんな大好きです!

 私は妊娠しちゃったから、学校辞めなくちゃ行けないけど、真野千聖16才、今幸せ真っ只中!!

                  おしまい


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