終わらないハロウィンパーティー 〜狼は甘いものがお好き〜-4
彼が激しくピストンをしたまま、再び胸の頂きにしゃぶりついた。
快楽の大きな波が一気に押し寄せ、わたしを飲み込んでしまった。壺が彼の指を締め付け、頭の中が真っ白になる。
ひくひくと痙攣するわたしから指を引き抜くと、彼はその指を舐めながらわたしの上にのしかかってきた。
ベッドサイドから避妊具を取り出し、素早くそれを身につける。
「紗奈ちゃん、俺の彼女になってよ」
屹立した彼の分身が、そけい部にあたった。
溢れた蜜が臀部のほうへと垂れ、壺が彼を待ちわびている。
「彼女になってくれたら、この部屋で君が満足するまでたっぷり可愛がってあげる。いつでも。首輪も、目隠しもしてあげる。そういうの、好きでしょ? 俺も好き。いろんな格好をして見せてよ。ハロウィンだけじゃなくさぁ……」
澄んだ湖のような目が妖しく光っている。
彼が愛の言葉を呪文のように繰り返した。
熱に浮かされたかのよう。わたしは子どものように、こっくりとうなずいて見せた。
彼が嬉しそうに微笑む。そして、太く逞しい牡茎をあてがい、一気にわたしを貫いた。
快楽が渦を巻き、頭のてっぺんへと昇っていく。わたしは悦びの声をあげ、大きく跳ねた。
「あぁ……気持ちいい──紗奈ちゃんの中、気持ちいいよ……絡みついてきて……締め付けてきて──気持ちよすぎる……」
肉と肉がぶつかる音が部屋に響く。
彼の分身が肉壁をこすり、奥へ奥へと突き進み、暴れる。
わたしたちは絡まり合い、深く沈んでひとつになっていった。
「あぁ……すぐにでもイッちゃいそう──」
「わたしも──また──またイッちゃいそうなのっ……あっ、だめ、だめだめ、イッちゃう──あっ、イクッイクッ」
蜜壺が彼を締め付け、彼が一際大きく腰を振る。
先ほどよりも大きくて甘い快楽が、わたしを引きずり込んで覆っていった──。