予感2-3
タクミは四つん場で
ちづるに覆い被さり
ちづるをじっと見下ろしている。
もう一度、
キスをされるのかと思ったが
タクミはじっと動かない。
「 〜っ ? タクミ君? 」
「、 、、 、、、。」
でも 、、、 なんだ?
なんか
ひっかかる
さっきの言葉
バツイチが ?
バツニになっても ?
、 、 、、、、。
なんだよ それ
「 っ、はーーーー、、、
やっぱ 軽いわ 」
「 ぇ? 、、、 ? 」
「、、、、軽い女 って。
思ったの。 」
「、ぇ? 誰が? 〜っ 」
「、 、 、、、。 」
少しイラついた目で
ちづるをじっと見る。
それを見て、軽い女とは
間違いなく自分の事だと
ちづるは悟った。
「、、 私 ? 〜っ 」
「、 、 、 、、、。」
結婚 決断しといて
それなのに
別れる事前提っつーのは
変わらない って
それ
「どーなの? 」
「 ? 〜っ 何が? 」
「、 、 、 、、、
んーんーー、、、
別にーー?
さ、エッチしますかぁ。」
バツニって その発想
、 、、なんなんだよ
結婚て そんな
軽いもんじゃねーだろ
真面目なくせに
なんでそこだけ 軽いんだよ
俺への 依存心
、 、 、、。
やっぱ 少ない
今からそれ
芽生えさせる事は
「、、、可能かなーーー? 」
「 〜っ ? タクミ君、、」
「、ん?」
「なぁに? 〜っ、、さっきから 」
「 はぁっ 。
いやーー、、、なんか、、
あぁ〜 いいや
なんでもないよ、、、。」
「 〜っ ? 」
タクミは少し呆れた目で
ちづるを見つめている。
そのままゆっくりと、
ちづるのおでこの
前髪をかきあげる。
ふっと微笑んでちづるを見つめる
大きな目が、
今度は意地悪そうになった。
「隣、行こっか?」
タクミが呟くとちづるは頷く。
ちづるの手をひいて
自分の部屋に行く。