第七章 粘りつき擦れ合う-2
「トマト、もういい、もういいじゃないか。」
「まーだ。」
ゆいなは跨っていたユリネの左足から降りた。
「魔物、自分で両足を抱え上げて開いて。」
言われたとおりにしたユリネの股間を覗き込んでいたゆいなが、
ズブリッ。
「あはあっ…。」
両手の人差し指と中指、計4本を、いきなりユリネにねじ込んだ。
「何をするんだ、トマト!」
ゆいなは僕の方を振り返り、小さく首を傾げながら言った。
「こうするの。」
「ぐ、ぐふうぁぅ…。」
左右に開かれたユリネが苦悶の声を上げた。
「自分の…、自分にとってどういう相手か分かっているのか?」
「分かってるよー。祓うべき、魔物。」
「ぐはぁあぁ…。」
妹の手によって、さらに強くその部分を広げられていくユリネは、全身を震えさせ、必死に耐えている。
「バカな。裂けてしまうぞ。」
「かもねー。」
「…。」
僕は絶句した。しかし、それで終わりではなかった。
ユリネの両手が動き始め。
「グフゥッ…。」
太腿の裏から手を回し、ゆいなの指に重ねるように自分の中指と人差し指を突っ込んだ。
二人が全力で開こうとしているのは、彼女らの腕が震えていることから考えて間違いない。
「じ…」
ゆいなが声を絞り出した。
「浄…化っ…」
「がはっ…」
ゆいなは姉から指を抜くと同時に後ろにひっくり返り、ユリネは膝を抱えてゴロリと後ろへ転り、限界まで広げられた部分を天に掲げた。