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授業惨姦
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終話:さよなら母さん-2

 私はこの日、学校に行く気分にはなれませんでした。ましてや、家に居る気分でもありませんでした。出掛けるにしても金も無かったですが、幸い定期があるので、私は電車に乗り、当てもなく出掛けました。私がやはり足を運んだのは中野の家でした。

(中野は、孝子さんが2、3日実家に帰ってるって言ってたのに、つい来ちゃった・・・)

 私は、何をやってるんだろうかと自己嫌悪に陥り、駅に向かおうと元来た道を戻ろうと、俯きながら歩き出しました。

「あらぁ!?康ちゃんじゃない?」

「エッ!?」

 私は声を掛けられ、思わず顔を上げると、そこには旅行バックを持った孝子さんが、前から歩いて来て、私を見かけて声を掛けたようでした。

「康ちゃん、学校は!?もう、サボっちゃ駄目・・・・・康ちゃん!?」

 私は孝子さんの顔を見ると、張り詰めた緊張が途切れたように、ボロボロ涙を流してしまい、孝子さんは、私に何かあったと直感したようで、私を家へと招いてくれました。

 私は何も言わず、幼子のように孝子さんの胸に顔を埋めて泣きじゃくると、孝子さんは、何も言わず頭を優しく撫でてくれました。私が幼い頃、嫌な事があると母の胸に顔を埋めて泣いていると、母が優しく私の頭を撫でてくれた思い出が蘇り、私はただ泣き続けました。

 少し落ち着きを取り戻すと、孝子さんは私をリビングに通してくれて、オレンジジュースをコップに注いでくれました。私は一口飲むと、大分落ち着きを取り戻しました。孝子さんは優しい顔で、

「どう!?少し落ち着いた?」

「ウン・・・ありがとう」

「何かあったの?」

「実は・・・」

 私は、思い切って母と鬼塚先輩の事を孝子さんに打ち明けました。孝子さんは親身になって、私の話を黙って聞いてくれました。孝子さんの目にも薄っすら涙が滲み、私に近づいて肩を抱くと、

「そう・・・康ちゃん、辛かったね」

「ウン・・・」

 私が声を振り絞って返事をすると、孝子さんは再び私を抱きしめてその胸の中に顔を埋めさせてくれました。孝子さんは、私の頭を撫でながら、

「じゃあ、おばさん昨日康ちゃんのお祝いして上げられなかったお詫びに、今からケーキ作るわ」

「エッ!?」

「康ちゃん、手伝って」

 孝子さんはそう言うと、手早くエプロンを身に着け台所に立ちました。私は動揺しながらも、言われるままケーキ作りを手伝いました。孝子さんのお陰もあり、私は落ち込んだ気分が、少し紛れた気がしました。手際良くケーキを作る孝子さんを見ると、私は自分が今まで孝子さんの中に優しかった母の思い出を重ねて甘えて居た事、今孝子さんを改めて見つめ直すと、何でこんな素敵な女性を母の代わりとしていて見て居たのかと、自己嫌悪に陥りました。孝子さんはそんな私を見て首を傾げ、

「康ちゃん、どうしたの!?」

「孝子さん・・・僕の事、これから康一って呼んでくれる?」

「エッ!?どういう意味?」

「僕を・・・一人の男として見て欲しい!僕と結婚して!!学校辞めて働くから、孝子さんを幸せにするから・・・」

 私は自分の感情を抑えきれず、中野の母であり、人妻である孝子さんに、あろう事かプロポーズしました。孝子さんは呆然として居ましたが、直ぐに我に返り、

「ダ、ダメ!ダメよ・・・」

「そ、そうだよね・・・こんな僕じゃ・・・」

「違う!違うの・・・その逆、嬉しいの!でも、学校辞める何て言わないで!もし、あなたが高校卒業して、今と同じ気持ちを持って居てくれるなら・・・私もケジメを付けてあなたを受け入れます!!だから、それまでは、今のままの関係で居ましょう?」

「そ、それって、旦那さんと別れて・・・」

「ウン・・・正には悪いけど、正直に話せば、あの子なら受け入れてくれるわ・・・」

 私は、見る見る嬉しい表情を浮かべ、孝子さんに抱き付きました。孝子さんも目を閉じ、私達は唇を重ねました。

 まるで時が止まったかのように・・・


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