色-6
その勢いのまま、私の腰にあった安達さんの手が急に力を入れ
私の腰を下に追いやった。
「あっっ」
いきなりの力に私は逆らえず、
逆らう気もなかったのだけど、
そのままズズツと安達さん自身が最後まで私の中に入り込んだ。
「は・・・ぁぁぁ・・・」
その大きさの息苦しさに
思わず声をあげ、ぎゅっと抱きつく。
「美鈴っ」
「あだちさ・・・きもちいぃ」
腰に巻きつく安達さんの両手が私の腰を上下に動かして
その振動で奥の奥まで届く。
「どこが?どんなふうに?」
いじわるそうに笑って、荒い息のままそんなことを聞くから
「おく・・・奥にあたって・・・るぅ」
思わず正直に言えば、安達さんはさらにうれしそうに笑った。
「そうか」
「ふっ・・・ぐりぐりしないでぇ」
腰を思い切り動かされて
中で暴れる安達さんに翻弄されて
身体が弓なりに反った。
「逃げるなよ」
に、逃げてない・・・もん。
最後に陥る一瞬前
「俺が好きか?」
自信満々の安達さんの声とは思えないような・・・
どさくさに紛れて、
本音を探るような声で私に問いただす。
「好き」
「どれぐらい?」
「あだちさんしか、いらな・・・ぃ」
安達さんしかいらない。
「ずっと?」
「ずとぉぉぉ・・・ぉぉ・・・ぉ」
「イけ」
短いその一言に誘われるように、導かれるように
私は安達さんを抱きしめながらイった。