第七話:母親交換-2
「あの後、孝子さんがどうなったか心配で・・・でも元気を取り戻してくれて良かった」
私がそう言って孝子さんの肩を掴み引き寄せると、孝子さんは、潤んだ瞳をしながら首を横に振って、
「ダ、ダメェ・・・正に・・・ンンンッ」
私はもう我慢出来なくなり、授業参観日以来である孝子さんの唇に激しく吸い付きました。孝子さんの抵抗が徐々に弱まってくると、私は孝子さんの口内に舌を絡め、孝子さんとディープキスを始めました。互いに舌を絡め合い興奮してくると、私は大胆になり、孝子さんの薄いブルーのシャツを捲り上げ、白いブラの上から孝子さんの美乳を揉み始めました。
「た、孝子さんの胸・・・柔らかくて気持ち良い」
「ま、待ってぇ!?これ以上はダメよ・・・正が居るのよ?」
「それって、正が居ない時ならエッチしても良いって事?」
「ち、違うわ。あの時は仕方なく・・・」
「僕の事・・・嫌い?」
「・・・嫌い・・・じゃないわ」
「好き?」
「・・・ウン・・・で、でも、エッチの相手とかそういう意味じゃなくて・・・アァァ、私にも良く分からないわ」
孝子さんは、顔を赤くしながら照れる仕草が可愛らしく、私はもう一度孝子さんにキスをしました。そこに、中野が階段を下りながら声を掛け、
「おい康一、別に手伝わなくても良いよ。お前は一応客何だからさぁ」
「あ、ああ、今行く」
私はちょっと動揺しながら、階段の所に居る中野にそう返事を返し、戻る間際孝子さんに小声で話し掛け、
「また孝子さんとエッチしたい・・・ダメ?」
「もう・・・甘え上手何だからぁ・・・考えておくわ」
孝子さんは、私に母性本能が生まれるのか、拒否する事は無く、私は思わず拳を握って喜びを露にしました。
中野の部屋に戻ると、何も知らない中野は、尚も私が童貞捨てた相手が気になるらしく、
「良いよなぁ・・・お前、女のアソコ見たって事だろう?良いよなぁ・・・誰だろうなぁ?」
まさかお前の母ちゃんだよなどとは、口が裂けても言えないという気持ちと、一層の事、中野に孝子さんとの事を、正直に打ち明けたい気持ちもありました。ですが、それは意外な所で現実になってしまいました・・・
それは、翌日の事でした・・・
私は昼休み、怖い顔した中野に屋上に呼び出されました。うちの学校は、昼休みなど屋上も生徒達に開放し、ベンチも何脚か置いてありました。一番端のベンチに座った私達ですが、中野は少し言いにくそうにしながら、チラチラ私の顔を見ました。私は持ってきた缶ジュースを一口飲むと、
「中野・・・話って何?」
私の方から中野に問うと、中野は意を決した表情で、
「なあ康一、健二の奴に聞いたから、デタラメかも知れないけど・・・お前の童貞捨てた相手って・・・家の母親なのか?」
私は、思わず飲んでいたジュースが器官に入り、激しく咽ました。咽る私の背を、中野は叩き、
「だ、大丈夫か?」
「あ、ああ・・・ありがとう」
「話し続けるぞ?健二の話じゃ、あの授業参観の日、家の母親や、お前の母親、健二や黒岩、佐藤、武藤の母親が、三年の先輩に犯されたとか言いやがってさぁ・・・ふざけるなって言ってその場は立ち去ったんだけど・・・何か気になってなぁ」
私は、返す言葉が見つからず無言になりました。私が否定して嘘を付いたとしても、また健二が話すんじゃないかという思いがありました。ちょうどタイミング良く昼休み終了のチャイムが鳴り、
「中野・・・今日放課後暇?俺の家で全て話そうと思うんだけど・・・」
「・・・分かった」
中野も、私の表情を見て健二の話が事実だと薄々感づいたと思います。孝子さんには申し訳無い気持ちがありましたが、私は中野に全て話そうとこの時心の中で思いました。