投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

5センチの景色
【女性向け 官能小説】

5センチの景色の最初へ 5センチの景色 24 5センチの景色 26 5センチの景色の最後へ

-1


次の日、いつものように出社して
席に着く前に野口さんに呼ばれた。

「高橋、ちょっと」
「はい」

野口さんの席に山田さんも楠さんも居て
「高橋、システムの安達さんと付き合ってる?」
少し機嫌の悪い顔で聞かれた。

え?なんで?

「昨日仕事帰りに居酒屋に行ったらその話で持ちきりだった」
「・・・」

だーかーらー。
ヤバくないですか?って言ったのに!

「えっと。あの」
「もちろん、俺たちが口を出す話じゃないんだけど確認したかっただけ」
「私もよく分からないんですよね」

「はぁ?大丈夫か?」
「いや、安達さん遊びでオンナと付き合うような人じゃないだろ?」
「でも、高橋みたいな子供を相手にするか?」
「そこだよ。そこが気になってた」
「俺も!」
「過去の社内恋愛歴調べてみるか?」
「だなぁ」

え?安達さんの恋愛歴って・・・そんなもんどーやって調べるんですか?

「あ・・・の。私の今日の仕事は?」
「え?山崎、適当に高橋に振って」

なんだか私のことのようだけど私は話に必要ないようだったので
山崎さんの机に行って仕事を振ってもらう。

「なんですか?あれ」
「ん?あの3人、高橋さんが可愛くてしょうがないんだろ」
「えええ?」

「なに?気が付かなかった?」

山崎さんが笑った。




5センチの景色の最初へ 5センチの景色 24 5センチの景色 26 5センチの景色の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前