優しい椅子-4
「カメラで映しながら観察したいから、座ったままでして欲しい。でもそうすると指では出来ないよね?椅子がじゃまで。」
「はい。どうしたら…。」
「テーブルに手をついて、腰を前後に動かしてごらん。」
「はい?」
あゆかは言われた通りにした。
ギュ、ギュギュー。
「うっ…。」
「どう?」
「こ、擦れ合って…私のここと椅子が…こんなの初めて…です。」
半ば座面に張り付いているあゆかの谷間が、グチャっと歪み、音を立てながら引きずられている。
「おや、湿り気が足りないかな。これでどう?」
俺は自分のパンツの前を開き、ボロリと出してモニタに映しながらそれをしごいて見せた。
「ああ!先生、私にそんなことをして見せてくれるなんて…。」
ニュルン。ジュルルン。
あゆかの滑りがよくなった。
「うううっ!」
「さっきのと比べてどう?」
彼女は強すぎる刺激に耐えるために眉間にギュっと皺を寄せ、モニタの中の俺のそれを睨んで腰を動かし続けながら答えた。
「どっち…とか。どっちも…すすすスゴ…ああっ!あっ、あっ、あうぅ…。」
「そうか。じゃあこのまま実験を続けよう。」
「は…はい、先生。」
もう少し煽ってやろう。
「僕は君に性欲を感じてこんなに激しく自分をしごいているんだ。ちゃんと見えてる?」
「見え見え、見えててて、見えてます、先生。」
俺は何も言っていないのに、あゆかは前後だけでなく、左右にも腰を振り、自分と座面とを擦り合わせ始めた。横に動くたび、谷間がさらに大きくパックリと開かれ、歪み、ベチョベチョ音をたてている。
さて、追い詰めてやるか。
「ああすごい、凄いよ悠里くん。ほら、僕はガマン出来なくてこんなことしてるんだよ、君のそこのせいで。」
「ああ、そんな、先生…。」
彼女の腰に縦の動きも加わった。お尻を持ち上げ、体重に任せて落下し、椅子に叩きつけている。その度に彼女のそこは激しくへしゃげ、変形し、糸を引いている。透明な座面越しにカメラがとらえたその映像を大画面モニタは余すところなく映し出している。
三色メッシュの髪を激しく振り乱しながら、あゆかの青い瞳が自分のその部分の映像と俺の映像を同時に見つめている。それがさらに彼女の呼吸を荒く激しくさせていく。
「あ、あの、先生…。」
「ん?どうしたの。」
「な、何か…出る、出ますっ!」
よしよし。来たか。
「出るんなら出せばいいじゃないか。」
「で、でも…。」
「大丈夫。それはオシッコじゃない。同じ穴から出るけど、ぜんぜん別のものだから。」
「でも、でも…ああ、ガマン出来ない!」
「出しなさい。僕も一緒に出すから。」
「え、だ、出す?先生の出すは、やっぱり、あの、アレですよね?そんなことをしていただけるんですか!」
「うん、出すよ。いいかい、せーの。」
「う、く、くくぅ…。」
あゆかは両手をギュっと握りしめた。
「さあ、出すんだ!」
体を震わせている。
「う、ううー、ぅああああああ!」
ビシュアァアーーー。
怒涛のような水流が透明な座面を豪雨のごとく水浸しにし、あゆかの股間を下から映しているモニタには一瞬なにも映らなくなった。
そして俺の股間を映しているカメラに白濁した粘度の高い液体が張り付き、ネチョーっとへばりつきながらゆっくり落ちていった。
「ふう、実験は成功だね。」
あゆかは大きく肩で息をしていて返事も出来ないようだったが、しばらくして少し落ち着いたころに俺に尋ねた。
「先生…。」
「なんだい?」
「途中で気づきませんでした?私の…あの…恋の相手が誰なのか。」
「うん、気付いたよ。そして君も。」
「ええ…。」
「僕は君に激しく性欲を感じた。」
「私は先生に抑えようのない性欲を感じました。」
「つまり?」
「私は先生に恋してる。」
「僕は君に恋してる。」
二人は立ち上がり、歩み寄った。
「ところでね、悠里君。」
「はい?」
あゆかは顎に人差し指を当て、首を傾げた。
「スカート捲ってみて。」
「は?」
「さあ、早く。」
彼女は恥ずかしそうにスカートの裾を掴み、ゆっくり持ち上げた。
「うーん、それって…。」
「う、バレました?」
あゆかの三色メッシュの茂みが中途半端にヘッタクソに刈られている。
「それか、ハサミで怪我をした理由は。」
「はい。先生はそっちの方が好きそうな気がして。」
「ほう、よく分かったね。」
「だって…。」
「恋してる、から?」
あゆかはコクンとうなづき、上目遣いに俺を見た。
「でも、危ないじゃないか。せっかくの素敵なそこが傷ついたらどうするんだ。」
「…ごめんなさい。」
「スカートを脱いでよく見せて。」
「はい…。」
あゆかはビショビショのスカートのホックを外し、ジッパーを下げてスカートを床に落とした。
「足を広げて。」
彼女は言われた通りにした。俺はしゃがんで茂みを覗き込んだ。
ふう、と息をつき、俺は立ち上がった。
「しょうがないなあ。続きは僕が刈ってあげるよ。」
「先生!」
あゆかが抱き着いてきた。俺は彼女を抱きしめた。もちろん、二人とも下半身丸出しで。グチョグチョに濡れたままで。
「ねえ、先生。」
俺の胸に顔を埋めたまま、くぐもった声であゆかが話しかけてきた。
「ん?」
「今度は私と…生殖してくれませんか。」
「いいとも。生物としての務めを果たそう、あゆか。」
「うん!」
唇を合わせた。下半身丸出しで。グチョグチョに濡れたままで。