投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜
【近親相姦 官能小説】

届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜の最初へ 届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜 9 届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜 11 届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜の最後へ

届きかけた届かない想い-6


「だってあの頃お姉ちゃんは俺の世話で忙しくってデートする時間もなかったじゃないか・・・・」
「あら?バレたか・・・・あの頃お姉ちゃんは男の子とお付き合いした事はなかったわ・・・・でもそれは圭のせいじゃなくて・・・・恋愛ってどういうものかよくわからなかったの・・・・まだ子供だったのね・・・・男の子に恋愛感情を持ったのは社会人になってからだもの・・・・」
「もしかして・・・・結婚する人?」
「ううん・・・・違うわ・・・・」
「そう・・・・」
「ところで圭はどうなの?職員室でも話題になっていたのよ!圭は女の子に人気があるって!」
「何度も告白されたけど・・・・みんな断ったよ・・・・俺はお姉ちゃんが好きだから・・・・他の子と付き合うなんて出来ないよ・・・・」
「でも・・・・これからは他の子にも目を向けないとね!」
「何で?何でそんな事を言うんだよ!お姉ちゃんの事を好きでいちゃダメなのかよ!」
「お姉ちゃんを困らせないで・・・お姉ちゃんは明日結婚しちゃうんだよ・・・・」
「お願いだ!お嫁になんか行くなよ!俺とずっと一緒にいてくれよ!お姉ちゃんも俺の事・・・好きだって言ってくれたじゃないか!」
「圭・・・・」
「あれはウソだったの?」
「ウソじゃないわ・・・・お姉ちゃんは本当に圭の事を・・・・」
「だったら結婚なんてやめてくれよ!俺・・・・学校をやめて働く!だから俺と二人で暮らそう?誰も俺達の事を知らない所で・・・・俺と結婚してくれよ!」
「バカな事を言わないでよ!姉弟で結婚出来るわけないでしょ!」
「正式な結婚はできないけど恋人のように暮らす事は出来るだろ?」
(圭・・・・お姉ちゃんもそうしたい・・・・そう出来たらどんなに幸せか・・・・でもそれじゃきっと圭は不幸になる・・・・だから・・・・)
「そんな夢みたいな事を考えているうちはまだまだ子供ね!」
「えっ?」
「学校をやめて働く?高校を卒業もしてない者がまともな仕事に就けるわけないでしょ!」
「お姉ちゃん?」
「誰も知らない所で暮らす?住む所はどうするの?仕事は?偶々うまく見つかったとしても姉弟っていう事がバレたらまた引っ越さなくてはいけないのよ!また同じ事の繰り返し・・・・うまくいくわけがないじゃないの!だから子供だっていうのよ!」
奈緒はあえてキツイ言葉を圭に投げつけた。
「お姉ちゃん・・・・」
圭は奈緒の顔を見つめた・・・・奈緒の悲しそうな顔を見ていると、奈緒の本心がわかったような気がした・・・・
「そうだね・・・・お姉ちゃんの言う通りだよ・・・・お姉ちゃんの言う通り・・・・俺は好きな女の一人も自分の力で守れない子供だよ・・・・でもこれだけは信じて・・・・俺は本当にお姉ちゃんの事・・・・」
「お姉ちゃんも同じよ!本当に圭の事を一人の男性として愛してるわ!」
「だったら!」
「それはダメよ!圭もわかっているんでしょ?いけない事だって・・・・」
「だったら!お姉ちゃんとsex出来なくてもいい・・・・普通の姉弟のままでいいから結婚なんかしないでくれよ!」
「ゴメンね・・・・もう決めたの・・・・お姉ちゃんも同じ事を考えた事もあったわ・・・・でも出来なかったの・・・・お姉ちゃん圭と一緒に暮らしたら・・・・きっと間違いを犯してしまう・・・・そんな気がして・・・それで結婚する事を了承したの・・・・間違いを犯さないように・・・・」
「だったら何でこんな事を・・・こんな事をされたら余計に俺は・・・俺は・・・お姉ちゃんの事を諦められないじゃないか!」
「ごめんね・・・・」
奈緒は圭の頭を抱き締めた。
「バカなお姉ちゃんでゴメンなさい・・・・お姉ちゃんね・・・・こんな事をするつもりじゃなかったの・・・・結婚するのも圭の事を諦めるため・・・・あの人は優しい人でお姉ちゃんの事を愛してくれてる・・・・あの人ならきっといつか圭の事を忘れさせてくれるって思ったの・・・・バカなお姉ちゃんだね・・・・一番愛する人を忘れるために他の人と結婚するなんて・・・・きっとお姉ちゃんは地獄に落ちちゃうよね・・・・」
「その時は俺も一緒だよ・・・・」
「こんな時にそんな事を言わないでよ・・・・本当に圭と何処かへ駆け落ちしたくなっちゃうじゃないの・・・・」
「でもそんな事は出来ない・・・・だから一夜限りの夢なんだね?」
「ええ・・・・あのね・・・・お姉ちゃん・・・圭の気持ち・・・なんとなく気づいていたの・・・・でも・・・こんな事をするなんて思ってもいなかったわ・・・・今だから言ってしまうと、お風呂での圭の独り言を聞いていたの・・・・」
「えっ?マジで?」
圭は恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「あの時はすぐに中に飛び込んで行って圭の事を抱き締めたくなったの・・・・でも・・・自分の立場がそれを邪魔をしたの・・・・でも・・・この部屋の前で圭の言葉が聞こえて中を覗いたら我慢しきれなくなって・・・・言い訳を見つけたの・・・・夢なら許されるって・・・・夢の中なら何をしても自由だから・・・・それに初めては本当に愛する人にもらって欲しかった・・・・愛してもいない人にあげたくなくなった・・・・」
「俺なんかがもらってもよかったのかな?」
「何を言ってるのよ!きっとお姉ちゃんはこの日のためにずっと守ってきたの・・・圭にあげるために守ってきたのよ・・・・」


届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜の最初へ 届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜 9 届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜 11 届かない恋〜Eternal Unrequited Love 〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前