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【SM 官能小説】

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宴 〜喪失〜-2

−責めを受けた部屋は何と、胤真の部屋の地下室だった。
ずらっと並んだ本棚のうちの一つが出入口になっている、隠された部屋だ。
由香理は智佳を、浴室へ連れていく。
そこは洋式の、使い勝手が良さそうな風呂だった。
由香理は恥ずかしがりもせずに服を脱いで全裸になり、智佳の世話を始める。
何よりもまず先に、由香理は智佳をあらかじめたっぷりとお湯を張っておいた浴槽につけた。
そして、特に疲労しているであろう部分を丁寧にマッサージし始める。
「−一つ誤解されているかも知れませんから申し添えておきますが……胤真様はお優しい方でいらっしゃいますわよ」
由香理の指使いは、敢えて言うなら英国式マッサージに近い。
体の力を抜き、その指使いにうっとりと瞳を閉じていた智佳は、その一言で目が覚める。
「……どうして?」
「……ご自分の体の奥に触っていただけたら、お分かりになるかと」
そう言って、由香理はマッサージを止めた。
意味を察し……智佳はそっと、胤真に凌辱された場所に指を差し込む。
ぬるつく体液。
絡み付く精液。
そして……子宮口を、何かが覆っていた。
「これ……?」
「避妊フィルムです。どうせ無理矢理抱くんでしたらいらないのではないかと進言したのですけれど……胤真様は、苦笑していらっしゃいました。『無理矢理抱くからこそ、せめて罪滅ぼしの自己満足で、このくらいはしておきたい』と」
由香理は再び、マッサージを始める。
「あ……」
妊娠する確率が激減した安堵感とマッサージの心地良さとで、智佳は浴槽に身を沈めた。
智佳の緊張と疲労が十分にほぐれる頃合いを見計らって、湯舟から上げる。
由香理は智佳を椅子に座らせ、体を洗い始めた。
香水入りの高価な石鹸を贅沢に泡立て、智佳の体に塗り付ける。
そして、柔らかなスポンジで過敏になった体を優しく洗い上げてやった。
−体を拭き上げるまで世話をしてから、由香理は言う。
「さ、胤真様がお部屋でお待ちですわよ」
「部屋?」
智佳は服を身に着ける事すら許されず、浴室を追い出された。
「ああ、上がったか」
浴室の外には胤真が待っていて、立ちすくむ智佳の手を引いてその部屋へと連れていく。
胤真が個人の趣味で集めたビデオやDVDが収められた部屋だ。
−嫌な予感がする。
部屋には何度か入っているが、ビデオやDVDとそのデッキは言うに及ばず、パソコンやプロ向けの機材までもが置いてあった。
画像編集などに、とても都合のいい部屋だ。
「見せたいものがある」
胤真は部屋に一つしかない椅子に自分が座り、膝の上に智佳を座らせた。
まだショックから立ち直れない智佳は、おとなしく膝の上に座る。
「とても刺激的な映像があるんだ」
胤真はばらばらとひとまとめにして置いてあるリモコンの中から、一つを手に取った。
それは、テレビのリモコンだった。
壁際にあるテレビに、電源が入る。
そして使用目的の分からない、プロ向け機材。
キャスターに載っていて運びやすいそれを手元に引き寄せ、胤真は操作した。
「いいアングルで撮れたと思うけど」
テレビに、画像が映る。

「この体じゃトイレまでもたないって」
胤真はそう言うと、ぷるぷると揺れ動くアナルパールを一気に引き抜いた。
「あ。」
一瞬、間を置いて。
ぶちゃあああっ!びるびるびるびるびるびるっ!びちゃびちゃびちゃびちゃびちゃあっ!!
肛門が、物凄い音を立てて決壊した。
「あ、あ、あああっ……!!」
テレビの中の智佳が、弱々しい声を上げる。
ブリブリと汚らしい音を立てて、菊花からは大量の便が生み出された。
「ま、恥ずかしい音。これだけひり出したのに、まだ出したがっているのかしら?」
ぶぴぶぴと音を立ててぱくついている肛門を見て、姿が見えない由香理の声が笑った。

「こ、これはっ……!」
思わず智佳は、驚愕の声を上げる。
「い〜いアングルで撮れてるだろ?浣腸液で緩くなった代物が『生産』されてるとこなんか、スカトロジストなら金払ってでも欲しがりそうだよな」
テレビの中の、自分の狂態。
「あの部屋……いろんなところにカメラが仕掛けてあってね。こんな刺激的な映像もちゃんと残しておけるんだ」
胤真の腕が、背後から回されて来た。
掌が湯上りの柔らかな素肌を、いやらしく刺激し始める。
「あっ……!」
乳首をつままれて、智佳は少しのけ反った。
嫌がってはいない反応に胤真は目を細め、さらに愛撫を続ける。


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