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海風に揺れる花びら
【アイドル/芸能人 官能小説】

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デビュー1周年!-1

鮮烈なデビューを果たしたいろは坂168。
デビュー1周年ライブのこの日も会場は満員で大いに湧いていた。
「沙羅ー、頑張れーー‼」「1周年、おめでとーっ‼」
センターの沙羅は熱気で汗まみれになりながらも叫ぶ。
「みんな今日は私たちの1周年ライブに来てくれてありがとーっ!
次は最後の曲、「熱情ファンファーレ」!
最後まで盛り上がっていってねー‼」
ファンの熱狂は最高潮に達し、会場の空気が一体になっていく。
そして曲が終わってからも熱気は冷めやらない。
しかししばらくしてざわめきが落ち着いた頃、
突然キャプテンの夏凛から言葉が発せられた。
「今日来てくれた皆さんに緊急告知があります!
私たちいろは坂168は、再来月帝京ドームでライブをやります!
帝京ドームのライブはデビュー以来の夢でした!
史上最高の舞台で一緒に最高のライブをつくりましょう!」
最後の挨拶をした後、メンバーは手を振りながら舞台袖に去っていった。


その頃いろは坂168の所属するプロダクション、三國プロでは社長室で何やら怪しげな話が進んでいた。
「今回のライブは非常に素晴らしかった。とてもいいものを見せて頂きました。ところで例の話、納得して頂けましたかな?」
「それは勿論。帝金グループの蛭間様の頼みとあれば何とでも致します。」
「それは良かった。プロジェクトに巨額の投資をした甲斐がありました。」
「いやぁ蛭間様はお目が高い。私も是非おこぼれに預かりたいものですなあ」
「いやいや黒羽グループの金木様もこのプロジェクトには大層熱が入っているそうじゃありませんか。それに私とは他のお気に入りがいるのでしょう?」
「これはこれは。流石蛭間様、全てお見通しでしたか。
まあお互い上手くやっていこうじゃありませんか。」
外から閉ざされた空間の中、雑談は弾み夜は更けていく。


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