出会い-2
シルキアが目を覚ますと、そこは拷問部屋かのような部屋だった。
見たこともない道具が置いてあり、室内はわりと明るい。
そして、身動きがとれないことに気づく。
鎧を脱がされ壁に貼り付けにされている。
「おっやっと目が覚めたか。アルティアのお気に入りの薬なだけあってよく効くな。にしても、いい部屋だな。貸してくれてありがとう。」
「いゃいゃ、面白いもんが見られそうだから、いいさ。じゃぁ、呼んでくるわ。」
そう言うと、アルティアが部屋を出ていく。
「どういう状況か聞きたそうだな。お前が悔いなく、俺の国にこれるように手助けをしてやろうと思ってな。」
「何をする気ですか?」
「そのうちわかるさ」
シルキアか恐怖で震えている。そんな姿を見て、アスラのニヤニヤが止まらない。
少しして、ドアが開く。
するとアルティアと、シルキアの部下である、第4隊のメンバーが四人ほど入ってくる。
「シルキア隊長、こんなところに私たちを呼んで、どうされたのですか?」
そんなことを聞いてくる。
呼ばれた意外な人達に、シルキアが驚いていると。
「さて、始めようか」とアスラが言う。
「シルキア、お前は男なんだよな?」
そうアスラが皆の前でシルキアに聞く。
間があって、小さな声で、
「男だ。」
と呟く。
「そうか、じゃぁ。」
ゆっくりとアスラが近づいてくる。
前まで来ると、シルキアの服のボタンを1つ外した。
焦るシルキア
「やっやめてください。アスラ様。なぜこんなことを。」
「お前は男なんだろう?」
そう言ってもう1つボタンをはずす。
無言になると、容赦なくボタンをはずしていく。
その手を止めたくても、拘束されていて、動けない。目を背けて唇を噛む。
「やめてください。。」
か細い声で懇願する。
「ん?なんだい?」
「私は女です。これ以上はやめてください。」
「皆に聞こえるように言ってくれないか?」
アスラにだけ聞こえるようにシルキアは声を出す
「アスラ様、私が女であることがばれたら、もうここで騎士を続けることはできなくなってしまいます。ご勘弁を」
「そうだよなぁー。隊長が女だとわかったら、お前を誰も信頼しないだろう。むしろレイプされるかもなぁー。」
そういいながらも、アスラは、ジワジワと脱がす手を止めない。
シルキアは、アスラの国に行くと言わないと、その手は止まらることはないのだと、悟った。
「わかりました。アスラ様の国へ行きます。しかし、私はアスラ様の女にはなれません。アスラ様の騎士にしていただけませんか?」
そう願うと
「うむ、よくできました。仕方ない、騎士として迎えてやろう。しかし、使えない騎士ならば、お前を女として俺のものにするからな。」
「。。。わかりました。」
そう言えば手が止まると思っていたのに、止まらない。
前ははだけて、下に着ていたシャツが丸見えになっている。
「なぜ。。。もう、やめてください。」
「そんなに、裸を見られるのが恥ずかしいのか?お前は女を捨てきれていないのだな。そんなことで騎士が勤まるのか?最初に言っただろう?お前が悔いなく、俺の国にこれるようにしてやる。この国から、お前の居場所をなくしてやるよ。」
「なっ」
思わずアスラを睨み付けてしまう。
「そう、いいなその顔。俺を卑怯ものだと言った時も良かったけどな。けど、いいのか、そんな反抗的な態度で。先ほど、お前の大事な弟を手に入れさせてもらった。」
その言葉にシルキアが、愕然とする。
「だから、俺のされるがまま、されてろよ。」
そういうと、拘束具を外し、シルキアをたたせ、再び服を剥いでいく。
みるみるうちに、服は無くなっていく。
シルキアは悔しそうに唇を噛み、アスラを睨む。
そして、とうとう胸に巻いていたサラシと、パンツ姿になった。
シルキアの部下達が、大半は驚きの声だが、少し喜んでいるようにも聞こえる。
「さて、クライマックスだね」
「卑怯もの!」
「くくくくっ。俺は心が広いから、口での抵抗はいくらでも許そう。」
口では抵抗するくせに、体は俺のいいなり。俺が思ってたとおりの女だ。本当に、面白いもんをみつけた。
その態度がよけいに、アスラを喜ばせる。
シルキアは、そんなことに気づかず、アスラを睨んでいたが、とうとう、サラシに手をかけ、羞恥のあまり目を閉じる。
しまいこんであった、ほう包帯の端を、スルっと抜くとパラパラと包帯は床へ落ちていった。
そして、今までよく隠せていたものだと思うほどに豊満な胸が、露になったが、シルキアがすぐに手で胸を隠した。
そしてパンツもナイフで切られたが、もう片方の手で隠す。何も身に纏わない状態になった。
そして、部下の喜びの混じった声と残念そうな声がする。
「シルキア隊長、今まで私たちを騙していたのですか?」
その言葉にシルキアがドキっとし、恥ずかしさと申し訳なさと、この国で騎士がもう、本当に出来なくなってしまったという悲しみで、黙ることしかできない。
アスラが
「まぁまぁ、怒る気持ちもわかるが、可愛い弟のためなのだ、許してやってくれないか。王にまでこの話が耳に入ったら、こいつは殺されてしまう。弟が路頭に迷ってしまうし、俺の国で、しっかりべつのけじめをつけさせるつもりだ。」
部下達が
「しかし、隠れていて良く見えないのです。ちゃんと女だということを確認させていただけないですか?出来れば直に。」
今までシルキアの指示を良く聞いていた部下達の態度が、みるみるうちに変わっていく。
アスラが
「んー、確かになー。なぁ、シルキア、お前の体を触らせてやったらどうだ?」