投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

笑わない女
【ファンタジー 官能小説】

笑わない女の最初へ 笑わない女 3 笑わない女 5 笑わない女の最後へ

笑わない女-4

 診察券と保険証を差し出した。
 受付の女性が手元の書類から顔を上げ、それを受け取った。
 楕円形のシンプルな銀縁メガネ、後ろへ流した黒いロングヘアー、何の特徴もない制服。
 滑らかな白い肌の顔立ちは、美人と言って差し支えないくらいに整っている。
 嫌味な派手さは無く、とても好感の持てる女性だ。
 でも、笑わない。
 そんな通院がしばらく続いた後、彼女の姿を見かけなくなった。


笑わない女の最初へ 笑わない女 3 笑わない女 5 笑わない女の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前