投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

さがしもの 〜 custom-made virgin
【調教 官能小説】

さがしもの 〜 custom-made virginの最初へ さがしもの 〜 custom-made virgin 15 さがしもの 〜 custom-made virgin 17 さがしもの 〜 custom-made virginの最後へ

第六章 水面(みなも)-1

 「もし時間があったら、リクリエーション・エリアのロビーに来てくれないか。」
 テツヤからの内線だ。いつもはイキナリ部屋に押しかけて来るのに、電話とは珍しい。しかも、なんだか遠慮気味で、普段の高圧的な態度とは印象が違う。
 「分かりました、すぐに伺います。」
 いつもの様に強制されている感じがしない。行かなくてもよさそうに思えたのだが、私は彼の様子が気になり、指定された場所へと向かった。
 リクリエーション・エリアには温泉やジムなどがあり、自由に使える。ロビーはそれらの施設への入り口にある。
 「やあ。」
 テツヤが手を挙げた。おかしい。やはりいつものような自信に溢れた彼ではない。どこか疲れたような、元気のなさを感じる。
 「なあ、ちょっと泳がないか。」
 穏やかな様子で言われ、断る気にはならなかったが、一応訊いた。
 「それは命令ですか?」
 テツヤは俯いてフ、っと笑った。
 「違うよ、お願いさ。」
 お願い?思わず顔を覗き込んでしまった。
 「あ、じゃあ部屋に戻って水着を…」
 「必要ないよ。行こう。」
 そういうことか。ハダカで泳がせて何かするつもりなんだ。ほんの一瞬でも心配したのがバカみたいだ。
 「はい、これを着て。」
 え、着るの?渡されたビニールバッグを開けてみた。…スク水。そう来たか。どこにでもあるヤツだ。ご丁寧に胸のところには白い布が縫い付けられていて、私の名前が見慣れた字で書かれている。…は?
 「あの、これって…。」
 「うん、君のために特別に取り寄せたんだ。」
 ほらほら、いつもの調子が出てきた。まあ、そうだよね。こっちは誘拐されてる身なんだから。タダでお願いなんかされるワケがない。
 「じゃ、更衣室を出たところで。」
 「はい。」
 更衣室に入り、とりあえず着ているものを脱いだ。そして感動の再開を果たしたスク水に片足を入れようとした時、しばし硬直し、呆れた。パットが無い。胸だけじゃなく、下も。これじゃあツンツンが見えちゃうし、いろいろ透けたり形が分かったりしてしまうじゃないの。全くもう。でも、着ないよりはマシか。いや、着てないよりイヤラシイかもしれない。だからと言って、ハダカのままプールへ出ていくのも何だか欲しがってるみたいでイヤだ。私は諦めて着替え、更衣室を出た。
 「あのこれ、こんなことになるんですけど。」
 あえてツンツンを見せてやった。
 「だよね。ごめんね。」
 もうナマでさんざん見てるからいいじゃないか、ぐらい言うと思ったのに。何か調子狂うなあ。
 「さあ、泳ごう。」
 「はい。」
 ちなみにテツヤはごく普通の水着。前が丸出しとかそういうの一切なし。
 「お先に!」
 私は飛び込みを綺麗に決めてクロールを始めた。元水泳部舐めんなよ。中学の時だけど。
 後ろで小さな飛び込み音が聞こえた。お、そこそこ泳げるんだ。え?泳ぐ音が近づいてくる。
 息継ぎの時チラ見すると、完全に並ばれていた。っていうか、あっと言う間に抜かれてた。私、これでも県大会の代表だったんだよ?
 何回ターンしただろう。どれだけ周回遅れにされたんだろう。さすがに疲れて立ち止まった。私が自力ではプールサイドにも上がれずにいたら、手を貸して引っ張り上げてくれた。
 「あー、久しぶりに思いっきり泳いだよー。ありがとう。」
 人工芝の上に寝転がった彼が言った。私も隣に仰向けになり、顔だけ向けて言った。
 「すごいですね、かなりやってたんですか?」
 「うん…昔はそれなりにね。」
 やっぱりだ。今日の彼はどこかおかしい。プールの天井をぼんやり見つめている。
 私は…彼に口付けた。
 「!」
 テツヤは驚いてこっちを向いた。私は彼の胸に頭を預け、上半身を重ねた。すると、髪を優しく撫でられた。
 「…オレがどれだけ非道いヤツか知ってるだろ?」
 「ええ、知ってる。ここへ来た時から何回も何回も、あんなにもこんなにも…。イジメられ続けてきた。」
 「だったら…」
 「分からない。」
 本当に分からないのだ。この男から受けてきた仕打ちを考えれば、今のこの状況はありえない。
 私は顔を上げ、テツヤを見つめた。彼も私を見つめ、唇を重ねてくれた。
 「ねえ、そういえば今日はヒロキは一緒じゃないの?」
 テツヤの顔が一瞬曇った。
 「居ないよ。出かけてる。」
 「そう…。」
 「ところでさ、さっきから何か尖ったものが胸に当たってるんだけど。」
 「私の太ももにはもっと大きな物がグイグイ当たってるよ。」
 ギュー、っと抱きしめられた。私は逆らわなかった。いや、自分からもしがみついていった。
 一旦カラダを離した私は、自分でスク水をウェストあたりまでめくった。
 「これですよー、当たってたのは。」
 「ほう、なかなか元気だね。そんなに尖って。」
 テツヤは立ち上がって自分の水着をズリおろした。ピョコーンとそれが跳ね上がった。
 「これですよー、当たってたのは。」
 「ほう、なかなかお元気ですな。そんなに上を向いて。」
 お父さんの以外ナマでは見たことないんだけど、そこはまあ、ゴニョゴニョで、ナマ以外なら初めてではない。でも、やっぱりこの年齢になって見るナマは、違う感情を抱かせる。
 「え、何?」
 座ったままジー、っとそれを見つめている私に照れたようにテツヤが言った。私は膝立ちになって顔を近づけ、パク、っと咥えた。
 「ちょ、何してんの?」
 「オトコの人、こうされるとキモチイイんでしょ?」
 「うん、そうなんだけど…どうして自分から?」
 「分からない。したいと思ったから。」
 私は動画などでお勉強した事を思い出しながら、一生懸命してあげた。その様子を、テツヤが優しい目で見ている。


さがしもの 〜 custom-made virginの最初へ さがしもの 〜 custom-made virgin 15 さがしもの 〜 custom-made virgin 17 さがしもの 〜 custom-made virginの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前