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さがしもの 〜 custom-made virgin
【調教 官能小説】

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第五章 かえった-2

 そこで私も力が抜けた。サユリさんの頭を引き寄せ、背中に手を回し、撫でた。
 「う、う?…」
 サユリさんはなんと、私の胸を撫で始めた。いくらなんでもそれは…ミヤビさんは今度は素早く二回頷いた。そして私の横に回ってくると、上着を脱がせにかかってきた。いや、慰めるって言ったって…。カラダで、ってこと?目の前ではサユリさんが涙をいっぱいに溜めながら必死でむしゃぶりついている。そんな彼女を邪険には出来ない。ミヤビさんにウインクした。そして気が付くと私は、上半身ハダカになっていた。下着すら身に着けていない。
 サユリさんは唇を首筋からさらに下へと這わせていき、私の膨らみを手のひらで無でさすりながら敏感な先端を舌の先で転がし始めた。
 「んふぅ…」
 これではどっちが慰められているのか分からなくなってきた。
 「いいよ。それでサユリさんが元気を取り戻してくれるなら、私のカラダ、好きにして…」
 一旦私から降りると、彼女はすごい勢いで自分も脱ぎ始めた。それでもじれったそうなサユリさんを、ミヤビさんが手伝った。
 一気に全てを脱ぎ捨てた彼女のカラダはしなやかに鍛え上げられている。しかし、女らしさに欠けるどころか、猛烈な色香が漂ってくる。
 私も黙って残っている服を脱いでいった。ショーツを脱ぐときはやはり恥ずかしくて一瞬躊躇したが、サユリさんの真剣な目がそれを打ち破った。
 二人は全裸で向き合った。私が無言でソファーに仰向けに寝ると、彼女は再び私に跨った。二人の茂みが擦れ合ってカサカサと音をたてた。そして、サユリさんは私の全ての肌に手のひらも唇も舌も這わせ、私はされるままになっていた。
 「あ…そんなところにそんなことを…え?ああ…ああぁ…。」
 やはりオンナのカラダはオンナの方が知り尽くしているのだろうか、思いもよらない所にサユリさんが触れる度、これまでとは違う快感が広がっていった。
 「んん…どうやってるんですか、それ、あ!あはぁあぁ、そんな、そんなぁ…。」
 快感に身をくねらせる私を見つめるサユリさんの目に輝きが戻りつつあった。少しイタズラっぽくさえある。よかった。いつものサユリさんだ。
 「キミのここ、キレイだな。潤ってキラキラ輝いてるよ。だから、もっと苛めたくなっちゃう。あはは!」
 「いいですよ、苛めて下さい。いえ、私の方こそ、虐められたいです、もっと非道く…。」
 「言ったなー!」
 その後、サユリさんは本当にやりたい放題に私のカラダを苛め抜いた。私は歯を食いしばり、その全てを受け止めた。
 気が付くと、サユリさんは私の両膝を抱え上げて覗き込むようにしながらむしゃぶりつき、そんな彼女が高く突き出しているお尻の下にミヤビさんが仰向けに潜り込んで後ろから慰めていた。
 私たちの友情が繋がった。
 いやまて。ミヤビさんは誰にもされていな…あ、自分で弄ってる。うん、完成だ。
 三人は、悦びに堕ちていく友人の様子に刺激され、さらに乱れていった。
 「なあ、ミヤビ、オレ、もうオマエに舐められて…」
 「それなら私もですよ、サユリさん、あなたにムチャクチャにされて、もう限界が…」
 「まあ、だらしないですわね、お二人とも。わたくしなんて、自分自身にこんな非道い事をしてもまだ…うぅ」
 みんなもうその時が近い。でも、まだ意地をはっている。しかし。
 「ああ、私もう…」
 「わたくしもそろそろですわ…」
 「オレもだ…」
 限界まで快感を注ぎ込まれたカラダはもう待ってくれない。
 「自分だけなんてズルいですよ、サユリさん。」
 「そうだな、それじゃ、みんな一緒だ。」
 「ええ、それが宜しいですわ。」
 私たちはようやく素直になれた。
 「イクぜー!」
 「イきますわ!」
 「イクぅ!」
 リミッター解除。
 「くふぅ!
 「あん!」
 「あはぁ!」
 三人は仲良く果て、友情の快感をカラダ中に感じながらガクガクと震え、やがてソファーにドサ、っと崩れ落ちた。
 「ふうぅ、サッパリした!でも疲れちゃったよ。風呂入って寝るわ。じゃ!」
 「はい、お疲れ様でした。」
 「ごゆっくりお休みなさいませ。」
 サユリさんは振り返らずに部屋への階段を上がり始めた。不意に立ち止まると、
 「…ありがとうな。」
 そのまま駆け上がっていった。
 「少しは慰めることが出来たかも知れませんね。」
 「そうですわね。まあ、あなたはカラダを慰められっぱなしでしたけれど。」
 「う…。」
 「どうかしら、今度はわたくしを可愛がっていただくというのは?あなた、そういう素質ありそうですもの。」
 「はあ。」
 「気が向いたら、で宜しいんですのよ。それでは、わたくしもそろそろ寝るといたしますわ。」
 「お休みなさい、ミヤビさん。」
 私、また一つ新しい世界に足を踏み入れてしまったみたい。そういえばヒロカちゃん、どうしてるかなあ。ヒロカちゃんとなら私…ダメ、あの子とはそういう関係になりたくない。小さい頃からずっと一緒だった、一番仲良しのお友達。ずっとそのままで居たいから。
 会いたいなあ。あの雑貨店で私が誘拐されて以来だもんね。私のこと、心配してるかなあ。きっとそうよね!逆の立場なら、私、死ぬほど心配するに決まってるから。早く会いたいよ、ヒロカちゃん。


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