序章-5
青い花柄刺繍のドレススカートを着こなしたエレナは、テーブルにワインを置いて危うい足取りでソファーに腰を降ろしていた。履き慣れないハイヒールパンプスに手を伸ばして指先の位置を直す仕草は背筋が凍るような美しさだった。
「ワインをくれるか?」
太腿に流れ落ちた長い髪を掻き上げなからワインボトルを手に取り、長い睫毛の大きな瞳で微笑みながら注いでくれていた。ワインを注ぎ終えたエレナは酔いを醒ますように頬に手を振って火照る身体を冷ましていた。瑞々しい弾力で揺れる大きな胸は、ドレススカートのデコルテから大きな谷間があからさまにまる見えだった。青い花柄刺繍のミニスカートから伸びる太腿は若さが溢れる滑らかな潤いを保ち、火照る素顔は薄いピンク色に染まっていた。抜群のプロポーションで放つ色気に、グラスを持ったまま見惚れてしまっていた。
「エレナ、大丈夫か?」
「問題ないわ。でも飲みすぎたみたい」
大きな瞳で僕を見上げるエレナは文句なく可愛いかった。幼さが残る童顔に矛盾したデカい胸を揺らして長い脚を組み直していた。無防備な太腿の隙間から覗く真っ白な高級ランジェリーに視線をズラし、あからさまに視姦してることを理解させていた。幼さの残る太腿は柔らかそうな弾力で総レースの白い下着を挟み、ミニスカートから覗く下着からは黒い毛先がレースの隙間からはみ出しているようだった。
「見えるのね。でも問題ないわ」
覗かれる下着を隠すことなく酔った身体を醒ますようにソファーの背凭れに身体を預け、両手を伸ばして大きく息を吸って大きな胸を持ち上げていた。競り上がった谷間はスイカのような膨らみでデコルテから溢れ、長い髪をソファーの後ろに靡かせて脚を組み直して僕を見つめて微笑んでいた。
「もうするか?わたし問題ないよ」
声を出して笑ってしまっていた。自分から身体を切り出した度胸に、大したもんだと感心してしまっていた。
「エレナ。まだいい。それは私が指示する。心配するな」
「優しい人でわたしはラッキーね」
身体を起こして膝に手を揃えたエレナは背筋を伸ばして改まった表情で僕を見つめていた。
「これからお世話になります。宜しくお願いします」
真面目な顔で深く頭を下げていた。突然の挨拶に、全身の鳥肌が立ってしまっていた。全ての局面で見せたエレナの行動は予想を超えた対応だった。完璧に躾けられたエレナの行動は、多額の料金に見合う極上の家政婦を証明しているようだった。
「エレナ、ありがとう。こらから頼むよ」
「わたしこそ宜しくね」
大きな瞳でウインクを見せて笑っていた。タバコを加えた僕に火を点けて、覗かれる下着に臆する事なく長い脚を揃えて微笑んで僕を見つめていた。
「エレナ、お風呂に入ろう。湯船の沸かし方を教えるから着いて来なさい」
エレナの手を取って立ち上がらせてあげた。ピンヒールにバランスを崩したエレナは抱きつくように僕に身体を預けて寄りかかっていた。
「だめね、少し酔ってるみたい」
僕に抱きついて火照る顔で笑っていた。凄い身体で抱きつかれた僕は、反射的に柔らかいお尻に手を回し、日本人には到底辿り着けないデカくて丸い持ち上がったお尻を握ってしまっていた。
「いいのよ。問題ない」
エレナは僕の股間に手を当てて上目遣いで見上げて微笑んでいた。大きな胸を見下ろす僕は、若いエレナの瞳に頷くことしかできなかった。ソファーに座り直した僕の隣で、エレナは背中のファスナーを降ろし大きな胸を包むブラジャー姿で股間に手を乗せて、ズボンを脱ぐよう促していた。下半身だけ裸になった僕は、エレナの肩に腕を回しデカい胸を遠慮なく握ってその柔らかい感触に痺れるように勃起は硬く反り返っていた。
「咥えてあげる」
長い髪を掻き上げて、潤う唇から舌を伸ばして勃起を絡め取るように口の中に含んでいた。口の中はシャンパンで冷やされた冷たい涎で満たされていた。細い括れに手を回してフェラチオを促すように小さな頭を押さえ付けていた。幼さの残る小顔を深く沈ませて懸命にフェラチオする口許を見つめながらデカくて柔らかい胸を強く握ってしまっていた。量感のあるデカい胸の感触と童顔で卑猥に舌を絡めるフェラチオの体感に、射精が直ぐそこに迫っていることを理解していた。見下ろすエレナは大きな瞳を閉じて、一生懸命にフェラチオを続けていた。
「エレナ、そこまでだ。終わり」
「問題ない。これも仕事」
「そうじゃない。お風呂に入ってから続きをするんだ。分かるか?」
「OK。あなた我慢できるのは凄い事です」
エレナはお風呂に向かうために、脱ぎかけたドレスを全て脱いで、湯船に向かう準備をする為に髪留めゴムをくわえて、長い髪を後ろに縛ってその時に備えていた。
「OKだ。さあ行こう」
僕に手を取られて立ち上がったエレナは、脚元のヒールを確かめて僕と向き合う格好になっていた。高級ランジェリーだけを身に付けてピンヒールで立ち上がった姿は、凄まじい色気だった。目眩するような色気に勃起は収まることなく反り返ってしまっていた。
「大きいね。でも問題ないよ」
向かい合いながら手を伸ばして勃起を掴んだエレナは、射精を促すように向かい合ったまま卑猥な手付きでしごき始めていた。射精しそうな快感に苦笑いを向けることしかできなかった。