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不倫の始まり
【熟女/人妻 官能小説】

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不倫の始まり-2

翌朝、時間通りにエレベーターに乗り込んだ僕を待ち構えるように、1階のラウンジで新聞を眺める振りをした香里奈が来客用ソファーからエレベーターを睨んでいた。分かり易い動揺に笑いだしそうになってしまったが、睨む香里奈を無視して歩きだした所だった。

「ねぇ。」

誰もいないフロアーで響く香里奈の声は、あきらかに不安を伝えていた。完全に無視してマンションを出た僕は、想定以上の香里奈の動揺に次の手を与えないとマズい状況になることを理解していた。僕にも妻がいる。マンションで香里奈と気軽に話すわけにはいかなかった。

地下鉄に乗り込んだ僕は、未開封の香里奈のLINEを眺めながら次の一手を考えながら会社に到着した時だった。香里奈から新たら続報がLINEに届いていた。

「一度、どっかで話しをしてくれませんか?」

香里奈の心境が十分伝わる書き出しだった。もう少しで香里奈を落とせる。確信した僕は、それでも暫く香里奈を泳がせて不安に苛まされる時間を与えて完璧に落ちる状態に仕上がるまで見計らって仕事に向かっていた。昼休みに香里奈から続報が来ていないことを確認した後は、LINEを無視して帰宅まで仕事に集中していた。帰りの地下鉄車内で携帯電話を取り出した僕は、つい吹き出してしまっていた。香里奈からのLINEが18件届いていた。香里奈が完全に落ちた証拠だった。完璧に落ちた香里奈の姿を想像した僕は、悪戯に未開封を貫いていた。肩を揺らして笑いを堪える僕を不審がる乗客に申し訳なくなり、次の駅で下車してこみ上げる笑いが収まるまで暫くベンチで下を向いてやり過ごしていた。ようやく落ち着いて19時の時刻を確認した僕は、今日はこのまま未開封で明日を迎えることを決断していた。明日の朝、香里奈からのLINEが50件は欲しい所だ。その為に焦りを煽る次の一手を送っておく必要があった。LINEではダメだ、既読にしてはいけない。SNSでもう一枚の写真を送付して今日はもう携帯電話を見ないことを誓って帰路に向かって今日を終えていた。

3枚目になる写真は、ベッドで口を開けて糸を垂らしながら落ちてくる涎に備える香里奈を引き伸ばした写真だった。危うい目線で垂れる涎を見つめ胸は鷲掴みにされながら、舌を伸ばした香里奈の裸の写真だ。脚を開いた裸の香里奈は誰が見てもSEXしていることが理解できる一枚だった。


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