樹梨菜12歳、万引きが見つかって…-9
「さあて、いよいよ最後の仕上げだね!」
彼女は一瞬眼を丸くして驚いたかに見えたが、すぐに眉を怒らせると、目を吊り上げて、僕を睨んだ。僕の顔は、彼女の秘部のすぐ前にあるため、彼女が僕を見下ろす格好になった。
「そんな、まだ他にあるなんて聞いてない!」
彼女の語気が強さを取り戻した。ヴァギナ全開のクリトリス丸出しで強がってどうなるんだと、僕は今日何回目かの苦笑を握りつぶした。
「なあに、最後の仕上げはとっても簡単だよ」
僕は努めて優しい口調で言った。彼女は依然、僕を見下ろしたまま、キッと睨み続けている。しかし、なぜか手のほうもヴァギナを大きく広げたまま動いていない。動かすことをすっかり忘れてしまっているようだ。
「最後はね…」
僕は先程のバケツをコンコンと叩きながら言う。
「おマメを両手でいじりながら、この中にオシッコをするんだ」
ヒッという声にならない小さな叫びが漏れた。
「そ、そんなこと、できるわけないじゃない!」
「しなくたっていいよ。ただし、コイツはお預けだ」
僕は電マのスイッチを入れて、振動部を彼女の頬に近付ける。ヴヴヴというモーター音が部屋に響いた。
「わ、分かったわよ! すればいいんでしょ! すれば!」
「そうそう、もう一つだけ。オシッコしている間は、『オシッコ出ます、オシッコ出ます』と繰り返すんだ。いいね、それが出来なきゃあ失敗だよ」
彼女は歯を食いしばって、僕を睨み付けた。ワナワナと肩を震わせている。やがて、ギュッと眼を閉じたかと思うと、すぐに見開いて、丸出しのクリトリスに眼をやりながら、おそるおそる手を近付けていく。息を吹きかけられただけで仰け反るような刺激を起こすことを、彼女は経験済みだ。手でいじくりまわしたら、どうなるのか、僕にも見当が付かない。
「ああッ!」
指がクリに触れた瞬間、彼女は短く喘いだ。しかし、指はクリトリスから離れることはない。もう離すことが出来なくなっているのだ。
「あァ…ッ、うゥン…、ん…ッ!」
彼女はまた眼をギュッと閉じて、奥歯を噛みしめ、自分がどうにかなってしまうかもしれない快楽に、なんとか抵抗しようとしているようだった。しかし、それは虚しい努力と言わざるを得ない。丸出しのクリを攻め立てる指には少しずつ力がこもり始め、その速度も増しつつあるのだから。
「さあ、そろそろオシッコが出るかな?」
彼女は片目だけ見開くと、僕をねめつけて、キッと歯を食いしばった。それでも指の動きは激しさを増す一方だ。全身にうっすらと汗が浮かび、その火照りはこちらまで伝わってくる。乳首は硬くなって、今まで以上に上を向いている。
チロ…、チロロロ…
いよいよ尿道から水が湧き上がった。それは初め微かであったが、徐々に水流を強め、腿を伝って、バケツの中に滑り入る。
「さあて、何て言うんだっけ?」
「オ、オシッコ…」
「ん? 声が小さくて聞こえないな」
彼女の双眸は涙をポロポロこぼしながら、僕を睨み付けている。小さな唇はキッと結ばれていたが、それが開くやいなや、叫び声とも喘ぎ声とも泣き声ともつかない、とにかく大きな声が響き渡った。
「オシッコ出ます! オシッコ出ます! オシッコ出ますゥーーッッ!」
ジョボジョボとこぼれ出でたオシッコは緩やかな弧を描き、バケツから逸れて、床を水浸しにした。勢いが無くなり、もう終わったのかと思うと、また噴水のように、ブシューッと音を立てて溢れ出てくる。もはや、オシッコなのか潮吹きなのか、分からない。あるいは、その両方なのかも知れない。
「オシッコ、オシッコぉ…」
彼女の言葉は次第に弱々しくなり、ガクッと膝が崩れたかと思うと、四つん這いでへたり込んでしまった。おそらく彼女は電マ以上の快楽を味わったに違いない。人前でオシッコをぶちまけながら絶頂に達した経験は、彼女の今後のオナニーライフに大きく影響を及ぼすだろう。それだけのことを僕はやったのだ。そんなふうに考えると、僕の陰茎にはまた血がたぎり始めるのだった。