樹梨菜12歳、万引きが見つかって…-5
「樹梨菜の、…アソコを最後までイかせてください…ッ」
「よく言えたね」
僕はまたニッコリと笑顔を向けた。
「でも、そのためには、また僕の言うことを聞いてもらわないとならないよ。それでもいい?」
「…はい」
彼女は眼を潤ませたまま頷いた。
「なんでも言うことを聞けるかな?」
「…はい」
「じゃあ、『なんでも言うことを聞きます』って言ってごらん」
「なんでも言うことを聞きます、だから、お願い、もう…」
「よし、わかった。それじゃあ、着ているものを全部、脱いでごらん」
「…ッ!」
彼女はまた切なげな眼を僕に向けた。僕も黙ってその眼を見つめ返す。彼女の眼線が落ちた。やがて両手を前で交差し、キャミソールの裾を掴んで引き上げた。ピンクの花柄があしらわれたブラジャーが露わになる。
「可愛いブラジャーだね」
彼女はやはり眼線を落としたまま、モジモジとストラップをいじっている。やはりホットパンツを脱ぐのには抵抗があるのだろうか。
「パンティも、きっと可愛いんだろうね」
そういうと彼女は、おずおずとホットパンツのホックに手を伸ばした。それはすぐに外れ、彼女が手を離すと、そのままストンと下に落ちた。ゆっくりとホットパンツを跨ぐ彼女のパンティは、裾に小さなフリルの付いた、これもやはり派手なものだった。愛液によって色が変えられた部分は、リボンまで達している。よく見ると、湧き流れた幾筋もの愛液が内腿を艶めかしくテカらせている。
「あ、あの…」
「うん?」
「も、もうこれで許してもらえませんか…? これ以上は…」
恥ずかしそうに身をくねらせて、手でブラとパンティを隠そうとしている。イきたいと懇願しながら全裸を拒むのか、と苦笑しそうになったのを抑え込んでいると、素晴らしい発想が僕の頭に閃いた。
「しようがないなあ、それじゃあ特別に…」
彼女の顔がパッと明るくなり、大きな眼が僕を見つめた。
「靴下だけは履いていていいよ。でも後は全部脱がなきゃダメ」
彼女はいよいよ観念したように、ブラのホックに手を掛けた。彼女は前屈みになって隠そうとしているが、薄い胸の真ん中で淡い桃色のつぼみがツンと上を向いているのが分かる。
脱ぐのが恥ずかしいのだろうか、彼女はそそくさとパンティにも手を掛け、一息に下ろすと、軽くステップを踏むようにして脚を抜いた。そしてすぐさま、両手で乳首と秘部を隠してしまった。眼線は依然として床に落ちている。
「こ、これでいいですか?」
「うん、よく脱げたね、でも…」
僕は彼女に近付いて、優しく頭を撫でた。指を滑る彼女の髪は、シルクよりもなめらかだった。その指で、そっとピンクのシュシュを引き抜く。ウェーブがかった茶色の髪が彼女の背中へ降りてゆく。
「これを忘れているよ」
僕はまたニッコリと笑顔を向けた。物欲しげな彼女の眼からは今にも涙がこぼれ落ちそうだった。