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樹梨菜12歳、万引きが見つかって…
【調教 官能小説】

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樹梨菜12歳、万引きが見つかって…-2

ばあちゃんは町内会の慰安旅行とかで店を閉めるつもりでいたが、大学生は暇な身分と半ば無理を言って、店番を引き受けた。

女の子が万引きにくるペースは掴んでいる。この期間に必ず来るはずだ。既に諸々の準備は整っている。僕はその瞬間を今か今かと待ち焦がれていた。

果たして、女の子はやって来た。

アイライナーで強調された眼は相変わらず猫のように吊り上がり、チラチラと辺りを見回している。

長くウェーブした茶髪は、今日はピンクのシュシュでポニーテールにまとめられている。

白い肩にぶら下がる濃いブルーのキャミソールの裾からは、今日も可愛らしいおヘソが覗き、デニムのホットパンツからは張りのあるヒップの形が容易に想像できた。


僕は、万引きの可能性なんか微塵も考えていないようなボンヤリした顔を装い、棚の駄菓子を確認するような素振りで、ゆっくりと店の入り口へ辿り着いた。店と外界とを隔てる、たった一つの入り口だ。

女の子はそれでもやはり僕を警戒したのか、カードに手を伸ばそうとしない。

僕は後ろから声をかけた。

「こんにちは」

女の子は小さな肩を跳ねて振り返った。怪訝な表情。言葉はない。

僕は構わず予定通りの行動を取る。

「実は、君に見てもらいたいものがあるんだけど」

スマホを取り出して、ビデオカメラから同期した映像を見せる。女の子がカードを万引きする様がはっきり写っている。

「…何これ、消してよ」

女の子は、眉を怒らせ、吊り目を更に吊り上げて、僕を睨んだ。

「僕は消しても構わないよ」

女の子の表情に安堵が浮かんだのも束の間、

「僕の言うことを聞いてくれればね」

不安が彼女の顔を曇らせる。しかし、また彼女は目を吊り上げて僕を睨んだ。

「…知らない、私、こんなの知らないし」

いい度胸だ、顔に出さないように心の中で呟いた。そして、この鼻っ柱をへし折ったらと想像すると、また下半身への充血を感じざるを得なかった。

「なるほど、それならケーサツの人に判断してもらおう。これが君なのかどうか」

僕はスマホの映像を閉じると、ゆっくり時間をかけながら電話をかける。117、時報だ。

彼女の顔から血の気が引き、眉をひそめて僕を睨んだまま、肩をワナワナと震わせている。

「もしもし、ケーサツの方ですか? こちらは…」

「…待ってよ!」

彼女の細い腕が僕を腕に絡んだ。

「聞けばいいんでしょ、言うこと聞けばいいんでしょ!」

僕は心の中でほくそ笑み、後ろ手で店の入り口を施錠すると、優しく彼女の肩に手を掛けて、二階の自室へと誘った。諸々の準備が整っている自室へと。


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