操り人形のオンナたち-1
キャーキャー言いながら前を歩いている二人連れの女の子たちを見ていて、俺はイタズラを思いついた。憑依した宿主の、感情、感覚、行動の三つをある程度コントロール出来るようになった今の実力を試すのにもいい実験台かもしれない。ずっと俺を鍛えてくれているルナさんに、いい報告が出来るといいのだが。
周囲に人が居ないのを確認し、後ろから近づいて、年上らしき女の子の方に入った。
彼女の思考と会話から、女の子たちは高校の部活の先輩と後輩で、二十五歳と二十三歳だ。二人は非常に仲が良いが、特別な関係というわけではない。友人として互いに好意を抱いているに過ぎない。
ほどなく、年上の方の女の子の部屋に着き、二人並んでローファーに座った。
早速二人はおしゃべりを始めた。ひとしきりしゃべり続けてのどの乾いたので、レイカがお茶を淹れるために席を立った。
ローファーは、ソファーの座面を床ギリギリまで下げたような形状をしている。そのため、普通に座っていても膝を立てた状態になる。後輩の方の女の子、ミウは今まさにその座り方をしており、スカートのけっこう奥の方までナマ足が見えている。
さて、実験を始めよう。俺は年上のレイカをコントロールし、ミウに話しかけさせた。
「ミウちゃん、見えそうだよー。」
「え?ああ、パンティ?。先輩、えっちー。」
「ねえ、もうちょっと奥まで見せなさいよ。」
「イヤだよ。オンナ同士だよ?」
「じゃ、私が見せるから、ミウちゃんも見せるとかどう?」
「えー、ヘンなことになっても知らないよー。」
「おもしろそうじゃない。」
「おもしろくないよ。」
「そう?」
レイカはミウの隣に座り、また二人はおしゃべりを始めた。
「ねえ、ミウちゃん。」
「何?」
ミウがこっちを向いたところで、いきなり唇を合わせた。
「んん?先輩、き、急にどうしたの、なんかヘンだよ。」
もう一度口付けた。ミウは驚きと混乱で動けない。俺はミウに乗り換えた。いちいち出て入って、ってしなくても、直接移動できるところまで俺は上達していた。接触さえすれば簡単に。
「先輩…。」
今度はミウから求めていった。もちろん俺がそうさせている。レイカは自分がどうしてこんなことをしたのか分からずポカーンとなったが、してしまったのは事実だし、ミウが応じてきたのに拒否できない。頭を抱えられ、唇を這い回らされるままになっていた。
「ね、さっき、私の足見たいって言ったよね。こうかな?」
ミウは座ったままスカートを全部めくり上げた。レイカが動揺している。
「さあ、見てよ。奥まで、って言ったよね?いい、開くよ、それ。」
彼女は大股を広げた。可愛らしい下着が丸出しだ。あまりにも大きく開きすぎているためか、下着と足の境目から何かがはみ出しそうになっている。
「さあ、先輩の番だよ。」
ミウが手を伸ばした。もちろん、俺が動かしている。手をつないだ。俺はレイカに移動した。
「なかなか素敵じゃない、ミウちゃん。」
「え、えー?私なんでこんなこと…。」
「ダメ、閉じないで。自分から開いたじゃない。そのまま、そのまま。」
レイカはミウの股間に顔を近づけていく。
「ちょ、先輩。ダメだってば。」
「恥ずかしい?」
「恥ずかしいに決まってるじゃない、そんな所を見られたら。」
「なぜ恥ずかしいの?オンナ同士なんでしょ?なのに見られて恥ずかしいって事は、ミウちゃん、私に友人以外の意識を何か持っているんじゃないの?」
「うーん、無い…とは言えない気がしてきた。だって、先輩のこと大好きだし。一緒に居たら楽しいし。」
「でしょ。だったら、もう一歩先に進んでみない?もっと二人だけの特別な関係になりましょうよ。」
「特別な関係…。」
ミウが考えている間に、シャツの裾から手を滑り込ませてブラのホックを外した。そして、緩くなったブラと肌の隙間に手を差し入れて、乳房を手のひらで包み込んだ。
「え…。」
敏感な先端を摘まんだ。
「あう、何するのよ、先輩!」」
「何って。自分でこういう風にしたことは?」
「ある…よ。」
「オトコにこうされたことは?」
「ある…けどね。」
「で、今、私にこうされてどう?」
「…感じる。」
「どういうふうに感じるの?」
「なんか、ジリジリするっていうか…。」
「快感?」
「正直に言うと、そう、かな。」
「あのねミウちゃん。相手がオンナだから、って頭が拒否しても、カラダは与えられた刺激の通りに反応してしまうの。快感を無かったことには出来ない。今のあなたなら分かるよね?」
「うん、分かる。だって、先輩に触られて、凄く気持ちいいから。」
ミウの顔が火照り始めた。
「そう?じゃ、もっとしてあげるね。」
そこで俺はミウへ移動。
「うん…もっとして、先輩。」
レイカは一瞬きょとんとなったが、既に乳首を摘まんでしまっている。
「あ…、うん。」
戸惑いながらも、そのまま先端をコリコリ苛めた。オンナが何処に何をされれば感じてしまうのかなんて、オンナのレイカは当然知っている。
「ああ、ああ!先輩、すごいよ、もっと、もっと!」
ミウの欲情をギンギン煽ってから再びレイカに移動し、責めたてた。
「いいの?いいのね、ミウちゃん。もっと強くつねって欲しい?」
「うん、血が出るほど非道くして!」
後はもう、適当に乗り換えながら見ているだけでよさそうだ。
レイカはミウの服を全部脱がせた。そして、彼女の白い太腿の内側を撫でるように手を滑らせていき、親指の先だけパンティに潜り込ませて左右に広げた。すると、ミウは色白なのに浅黒い肌が、そして茂みの一部がはみ出してきた。