サウナ-4
暗くて良く見えないが、
中年らしく筋肉質な体型な
スキンヘッドの男の人が、
誰かを探すように歩き回っている。
友達でも探しているだろうと思い、
僕はタオルケットを巻き付けたままで
色気のある格好の状態を忘れてウトウトして
浅い眠りに入った。
数分たって何か威圧感を感じ、
薄目を開けて見ると、
先ほどの中年のスキンヘッド男が
仁王立ちに成り僕を見ている。
僕は怖さと恥ずかしさで何とも言えない
気持ち成り困ってしまった。
僕は色気がある格好で寝ていたので
スキンヘッド男の目に止まってしまったと思い
心の中で焦り呟いた。
僕(どうしょう怖いな、
バカな格好なんかしなければ良かった、
変態と思われているかな?
どうしよう、
今さら逃げられないし、
目の開けられない!
この寝姿も変えて意識していると思われたら?
嫌だな、)
中年スキンヘッド男は
僕の横の仮眠マットに来て、
毛布をかぶり横になって寝てしまいました。
何十分たっても何も起こらず、
僕も安心してそのままの寝姿で
寝てしまいました。